Telecaster “Proto” ~R.I.P Leo Fender~

こんにちは。

昨日3月21日は「音速の貴公子」アイルトン・セナの誕生日した。

今年で生誕65年。

短すぎるキャリアでしたが全世界の全モータースポーツファンに
衝撃を与えたと言っても過言ではないドライバーです。

JPSカラーのLotusはいつ見てもかっこいいですね。

個人的にフォーミュラカーでは1番好きなカラーリングです。

そんなわけでF1 2025シーズンはリアルタイムで中国GP中ですが…
今夜は1985年のポルトガルGPも観たくなってしまいましたとさ。

さて。

3月21日のお話をもうひとつ。

楽器メーカー「Fender Musical Instruments Corporation」の創業者、Leo Fender氏の命日です。

1991年に「世界中のアーティストにしてあげられる事は全部やった」
との言葉を遺しこの世を去りました。

本当にその言葉の通り、Leo氏の発明を無くして現代のギターシーン…
どころではなく音楽シーンはないはずです。

その中でも本日お話したいのはテレキャスター。

ご存知の通り量産型ソリッドボディのエレキギターとして
一番最初に市民権を得たモデルです。

初ソリッドボディギターと書かなかったのはRickenbackerのFlying Panが先にいるため。

テレキャスターに話を戻して。

「Esquire」と「Broadcaster」としてデビューするも、
Gretschのドラム「Broadkaster」と商標が被り早くもロゴが削られた「Nocaster」へ。

51年に正式に「Telecaster」に名義が変わりました。

しかしこうして量産される前には当然プロトタイプがいくつか製造されます。

それがこちら。

通称 “スネークヘッド”と呼ばれるプロトモデルです。

写真の楽器はその誕生から60周年を記念してFender Custom Shopが限定生産した
“Fender Custom Shop 60th Anniversary Tele-Bration George Fullerton Snake Head Relic”になります。

パイン材が使われたボディ、3連のペグヘッド、トラスロッドの入っていないネック、
手書きのポジションマーク…プロト感満載です。

ピックガードの形はどこかCabronitaを連想させますね。

四角いコントロールプレートもLeo氏の前職であるラジオ屋さん感が出ています。

ちなみにこの楽器はとても軽かった覚えがあり、履歴を見返してみるとなんと2.60kgでした!

正直このプロトのデザインはちょっとチープではありますが、
これが今に続くテレキャスターになっていったんだと思うと感慨深いです。

愛おしく見えてきますね。

是非テレキャスターを見るたびにこのプロトのことも思い出してあげてくださいませ…。

それでは!

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