[ニコニコ雑記] 世界初のストラトヒーロー ~バディ・ホリーの誕生日~
こんにちは店長の野呂です。
本日は世界で1人目にストラトを有名にしたロックスター、バディ・ホリーの誕生日です。
1936年生まれなので今年で87歳になる世代ですね。(余談ですが、Buddy Guyも同い年です。)
バディは1959年に惜しくも飛行機事故で亡くなってしまっています。
享年22歳、活動期間はなんと4年程でしたが残した功績は計り知れません。
もしジョン・レノンが1958年のイギリスツアーでクリケッツを見なければ、ビートルズのバンド名は違ったものになっていたかもしれません。(クリケッツ[昆虫のコオロギ&スポーツのクリケット]にあやかり、昆虫の名前で同じように2つの意味を含んでいる言葉として、Beetle(カブトムシ) & Beat(拍子)を掛け合わせて”Beatles”という造語を考えバンド名にしたとされています。)
また、初めてFenderのギターを見たのもこの時だとインタビューで語っており、もしかしたら1965年のリボルバーセッションでストラトが選ばれたことにも影響しているかもしれませんね。
バディなくしてエルヴィス・コステロもあのメガネ姿がトレードマークになっていなかったかもしれませんし、ロリー・ギャラガーもストラトを持っていなかったかもしれません。
1994年に発売され、世界的なセールスを記録したWeezerのブルーアルバムに収録されている楽曲「Buddy Holly」もなかったでしょう。
まだまだ影響と功績のお話はつきませんが、話はバディのストラトに戻ります。
元々1952年製のレスポールを使用していたものの、重さがネックだと感じたバディはストラトに買い換えることを決意しました。
1955年、自身のホームタウンであるテキサス州ラボックの楽器屋”Adair Music”で兄から金銭的な協力を得つつストラトを購入します。
当時ストラトはカントリーミュージシャンには使用者がいたようですが、確かにこの年代の”スター”が使用していた印象は正直あまりありません。
ちなみにジョンとジョージがストラトを購入するちょうど10年前のお話です。
またアンプも当初レスポールとセットで購入したGibson “LP”アンプを使用していましたが、最終的にはツイード・ベースマンを使用するようになりました。
まさにFender使いのお手本のようなセットですね。
さて、晩年まで使用されたそのストラトですが、こんなアイコニックな楽器をFenderが復刻しないわけないですよね。
時は流れ2010年、”Buddy Holly Tribute Stratocaster”が登場します。
マスタービルダー達により世界限定50本が製作され、本人使用機の割れたPUカバーやダメージ等が再現されています。
また通常の認定書に加え、バディのパートナーであったMaria Elenaのサイン入り認定書、Maria Elenaを含めたインタビュー動画を収めたDVD、2枚のゴールドディスクが付属しました。
ちなみに僕はまだ実物を見たことがございません。
とても貴重なギターですが、もしも売却を検討されている方がいらっしゃいましたらぜひ当店へお願いいたします!(もちろんバディモデル以外であっても、カスタムショップ製の’54モデルなども大歓迎です!)
今回はこの辺で。