究極の謎ギター 。
本日はレヴァレンドギターズが入荷しましたので、そのびっくりな構造をご紹介しようと思います。
レヴァレンドギターズは、1997年に デトロイト にて創立しされたブランドで、
創業者 ジョー・ネイラー氏はギターのリペアマンとしてのキャリアを積みながら、オリジナルアンプ、キャビネット、ペダル、スピーカーなども手がける多才な方のようです。
1997年から2006年までに製造されたギターはデトロイトの工場にて製造されていますが、
2007年からは韓国のブティックメーカー Mirr Musicにて製造されています。
そんなジョー・ネイラー氏がシルバートーンから発想を得てデザインされたのが、レヴァレンドギターズのビザールの要素をふんだんに織り込んだ個性的すぎるモデルたちです。
左は以前に入荷したベースですが、今回は同じスタイルのギターです。
ボディは外枠がプラスティック、トップ、バックはブルーの壁紙を貼った合板が使用されており、
ちょっとダンエレクトロな感じです。
そしてこの衝撃的な内部写真をごらんください。
結構厚めなプラスティックが外枠に使われているのが、ネックポケットの写真から伺えます。
外枠がしっかりしている分、中は必要な場所のみにブロックが追加されています。
真ん中の写真はちょうどピックガードの下部分になるのですが、ボディはほとんど無く、トレモロスプリングがすぐそこに見えちゃいます。
右はバックパネル側からの写真ですが、ピックアップがトレモロスプリングにぎりぎり当たらない、絶妙な設計です。
そして私が一番謎だった部分。
真ん中の写真のトレモロスプリングのハンガー部分なんです、、、。
ネジが止まっているのはボディ材では無く、バックの合板に貼り付けられているブロックなんです。
なんでなんだー。とちょっと悩んだのですが、ボディバックを改めてみて、納得です。
あ。2箇所もネジ止めしてあるじゃん・・・。
このような楽器を見ると、ギターって自由でいいな。と思わずにはいられないのでした。
ちなみに音はちょっとホロウ感のある、優しい良い音がします!
それではまた。