Fenderのカスタムカラーが新品はどんな色だったか知りたい…。

こんにちは、スタッフ高橋です。

今更ですが連絡通路ドリフトすごかったですね。

ハコスカのクラッシュやら4ローターの35GT-Rやらありましたが…

個人的に1番エモかったのは

“日比野哲也選手 & Droo-P”

しかも潰しのマットブラックに白ステンシルロゴの2009年仕様…

当時はNA+NOSだったはずなのでエンジンこそ違うものの
見た目は当時のまんまでした…

泣ける。

日比野さんのチャンネルでも予告こそあったものの本当にあの外装をやってくださるとは。

モヒカン松岡さん太っ腹…

その回でうっすら“当時もの大会”あったら…なんてお話ししてましたが、

本当にやってほしいです!

皆さんもう一度走る姿が見たいマシンが山ほどあるはずです。

黒井さんのワンビア、手塚さんのB324Rが私的には凄く見たいです。

あ、確か324は廃車だったか…

さて。

個人的にBlogをモータースポーツのお話から書き出すことの多い私ですが、
今回は少し本題も車に関係のある話です。

みなさまFenderの楽器を選ぶ際、楽器の色ってかなり気にされると思うのです。

ボディトップに杢の無いことが多いので、
Gibson系よりも”カラー”でルックスが決まると言えます。

落ち着いたサンバーストから爽やかなソニックブルー、
鮮やかなフィエスタレッドに、金色に輝くショアラインゴールドまで…

それはそれはすごいバリエーションが存在します。

しかし遡ること60数年、Fenderが自社で配合していた色は2色のみ。

・サンバースト
・ブロンド

では皆様ご存知”カスタムカラー”って来たのかというと…

全て当時の人気車種のカラーから取られています!

自社のギターに「ムスタング」やら「ジャガー」やらと
名付けるところからも御察しの通りだと思いますが…

さて元の車を見て、塗料の番号を確認して何がわかるのか…

そうです、その楽器が当時どんな色だったのかがわかるのです!

ヴィンテージだと”経年”により当時の色から変色しておりますし、
Custom Shop製品でも年代によって色味が変わったりしています。

しかし塗料の番号さえわかってしまえば今でも当時の新品とほぼ同じ色が作れますし、
“当時物”に近い楽器を選ぶ参考にもなると思いますので張り切って見ていきましょう!

まずは1番人気と言っても過言では無い”Fiesta Red”から。

当時Fenderが使用していた塗料メーカー”Dupont”のカラーナンバーは[2219-L]、
現在のDupontの差し替えナンバーでは[246-59548H / 93-59548Z]。

元となった車は…1956年式 FordのThunderbirdです! (ちなみに55~57年式は初代です)

「あれ、”Ford Fiesta”の赤じゃないの?」と思った方。

Fiestaはヨーロッパフォード車なのでFenderがあるアメリカには馴染みが薄く、
そもそも1976年発売なのでギターよりも登場が遅いのです。

ちなみにこれは15年製のPino Paradino PBですが、近い色味ですね。

お次は”Sonic Blue”。

Dupontの当時のナンバーは[2295]、現在のナンバーは[246-59593]です。

元となった車は…1956年式Cadillac。

おそらくEldoradoの影響でしょう。

何と言っても絶対に見た目しか考えずにつけたテールフィンが最高です。

こちらはギターと共に撮影された画像が…いいですね。

ちなみに兄弟カラーの”Daphne Blue”と”Lake Pracid Blue”は
1958年式のCadillacカラーです。

最後にMateus Asato効果もあり最近人気が高い”Shell Pink”。

Dupontの当時のナンバーは[2371]、現在のナンバーは[93-59842 / 246-59842]です。

元となった車は…1956年式 Desoto、FirefliteやFiredomeに使われている色です。

ツートンカラーなの凄く可愛いですね。

Relicモデルなので少々ヤケ感がありますが、黄色くなる前を想像すると近い色味です。

いかがだったでしょうか。

近年のRelicの流行りの傾向的に、ちょっと”白っぽくて艶消し”な感じの質感が多く、
それに合わせてかNOS系のモデルでもちょっと色味が変わって来ている印象があります。

個人的には鮮やか目な色でベタッと塗った感じがFenderらしい質感と思っているので
昔ながらのアメリカンなギターって感じの楽器を見ると萌えます。

ちなみにほとんどのカスタムカラーがFordやGM系のアメ車の色なので、
気になった方は他の色も調べてみると元ネタと共にカラーナンバーが出てきます。

「Custom Shop / USAの製品の中でも当時の色味に近い楽器がほしい」

なんて場合は参考になると思いますので是非!

それでは!

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