LAVA ME 2のお話
今回はLAVA MUSICによるカーボンファイバー製アコースティックギター、
LAVA ME 2 Free Boostのお話です。
Lava Musicは中国広東省に拠点を置く企業です。
2013年に設立され、2017年には先代モデルLAVA MEを発売しています。
従来のアコースティックギターとは一線を画す先進的なデザインですが、
ホームページ等も今までの楽器ブランドからは感じられなかったスタイリッシュさがあります。
何もかもが通常とは異なる楽器なので詳しく紹介していこうと思いうます。
まず素材ですが、LAVA MUSIC社により開発された新素材のカーボンファイバー、
“AirSonic”が使用されています。
一般的なカーボンよりも30%ほど軽量ながら同じ剛性が得られており、
そのおかげもあってか重量はかなり軽い1.87kgです。
ちなみに触るとややひんやりとした触感で、木材とは違う感じがします。
プリアンプですが、L.R.Baggsと共同開発された”L2″モデルが内蔵されています。
マイクとピエゾのブレンド量の調整等も可能なことに加え、
USBでの充電が可能となっています。
ただ1番のセールスポイントはエフェクトが内蔵されていることです。
このエフェクト機能はFree Boostと名付けられており、
リバーブに加え、ディレイとコーラスを切り替えて使用が可能です。
また驚きなのはアンプ等に繋がない状態でもエフェクトがかけられることです。
アコギにエフェクトをかける方法は今までかなり大掛かりなシステムが必要でしたが、
単純にプリアンプのスイッチをOnにして、Effectノブを上げていくだけで
サウンドホールの中からWet音が聞こえてきます。
これなら家でちょっとギターを弾くときにも遊ぶ幅がかなり広がるのでは無いでしょうか。
最後になりますが、付属のケースが造りのしっかりとしてセミハードタイプで、
環境の変化に強い樹脂ボディと相まって外に積極的に持ち出したくなりますね。
気になった方は是非店頭にてご覧になってください。