[ニコニコ雑記] Tony Iommiの日 ~Happy Birthday & SG Special 入荷~
こんにちは、店長の野呂です。
本日2月19日はブラックサバスのギタリスト、トニー・アイオミのお誕生日です!
75歳おめでとうございます!
ブラックサバス関連の一番タイムリーな話題といえば、オジーのツアー活動引退ですが…
本日はトニーのお話をしたいと思います。
トニーは1948年生まれ、バーミンガム出身です。
元々ドラムに興味を持っていましたが、金欠を理由にアコースティックギターを購入します。
その後板金工をしながらギターを弾く生活を送っていたのですが…
なんと退職するその日にプレス機に手を挟んでしまい、右手の中指と薬指の先端部分を失ってしまいました。(トニーは左利き)
失意に暮れるアイオミでしたが、彼の心を救ったのが、工場の監督に教えられたジャンゴ・ラインハルトのプレイでした。
そこで右手の指先に洗剤のプラスチック容器を溶かして作ったチップをはめ、ダウンチューニングと細い弦を用いてハンデを克服しました。
現在でも曲によってですが1音半下げチューニング、08-38や09-42ゲージの細い弦を使用しており、指先にはめるチップも自作しているようです。
使用しているギターはJohn Birch製作のSGタイプで、24Fまであるのが特徴です。
以前ギブソンにこのスペックをオーダーしたら断られたという理由で使い出したようですが、2001年にはGibson Custom Shopから、2002年にはUSAからシグネチャーとして販売されました。
2008年を最後にUSA製のシグネチャーも生産されなくなりましたが、2021年に待望のシグネチャーモデルが発売されました。
「モンキー」の名で知られる1964年製SG Specialが元になっていて、”当時モノ”が好きな私たちの心をくすぐります。笑
やはり一際目を引くのがChromeのピックアップカバーとエスカッションです。
これだけで「モンキーだっ!」と分かります。
Graph Tech製ナット、Grover製ペグ、バダスタイプのブリッジなど、実用性を考慮し本人が施したモディファイも再現されています。
またモンキーのステッカーが付属しているのもたまりません。
嬉しいポイントといえば、トニー自身が左利きだからなのか、レフティーモデルも豊富に生産されていることです。
Signed & Agedモデルに関しても右利き/左利き両方生産されたのはなかなかレアなケースではないでしょうか。
アイオミファンのみならず、「レフトハンドのSGが欲しい!」という方も是非検討してみてください。
今回はこの辺で。