PRS Hollowbody IIのお話
今回はPRSのHollowbody IIのお話です。
1998年に登場したホロウボディモデル、
当時3種類のラインナップがありました。
・Hollowbody I : メイプルトップ/マホガニーバック
・Hollowbody II : メイプルトップ/マホガニー/メイプルバック
・Hollowbody Spruce : スプルーストップ/マホガニーバック
Hollowbody I はマホガニーバックをくりぬき、ブリッジ下にブロックが残っている
Gibsonで言うCS-336に近い構造です。
Hollowbody Spruceは構造がHollowbody I と同じでトップ材が
スプルースになった派生モデルになります。
今回ご紹介していくHollowbody IIは、ボディトップとバックがメイプルで
マホガニー製のボディサイドを挟み込むという仕組みになっています。
ネックジョイント側を見るとナチュラルバインディング部分から
トップとバックのメイプル材が確認できます。
そしてサウンドホールから中を覗くと…
マホガニー製のブロックがメイプル材で挟み込まれているのが確認できます。
ボディサイズは通常のMcCartyとほぼほぼ同じながら、
大部分が空洞のためかなり軽量です。
ちなみにこの個体の実測値は2.39kgでした。
ピックアップには58/15を2基搭載しています。
あとHollowbodyシリーズでは基本的にコイルタップは搭載されません。
ネックシェイプはやや太めの”Pattern”が採用され、
弦のゲージは011-049とややヘビーです。
ただパッと弾いた感じはあまり弦の太さを感じさせない、
比較的柔らかめのテンション感になっています。
小ぶりで軽量なホロウボディのギターをお探しの方、
是非ご検討ください。