[ニコニコ雑記] ロリーとラリーのお話。~Part.1~
こんにちは、店長の野呂です。
タイトルにあります通り、本日3月2日はロリー・ギャラガーとラリー・カールトンのお話をさせていただきます。
突然ですが、二人の共通点はなんだと思いますか? (名前が似ているとかではないですよ。笑)
正解は、「1948年3月2日生まれ」であるということ。
なんと全く同じ日に生まれた二人だったのです!
生まれ育った国もプレイスタイルも全く違うこともあり、個人的にはとても意外に感じました。
それでは、同い年のこの二人が同時期にどのような活動をしていたのかちょっと比べてみましょう!
まずは幼少期から。
ロリーはアイルランドのバリーシャノンに生まれ、8歳から長年活動の拠点となるコークに移り住みます。
エルヴィスプレスリーに憧れたロリーは9歳でギターを弾き始めます。
独学で腕前を上げていき、12歳の時に地元のタレント・コンテストで入賞、賞金で初のエレキ・ギターを入手しました。
15歳になる頃にはプロとしての活動を始め、スペインの米軍基地やハンブルク、ロンドンなどにも演奏に行きました。
また生涯のメインギターとなる1961年製ストラトキャスターもこの頃入手しています。(100ポンドだったそうです。)
一方ラリーはカリフォルニアに生まれ、6歳でギターを手に取ります。
BBキングやジョン・コルトレーンの影響を受け、高校時代からスリム・エドワーズやジョー・パスに師事し、ジャズを演奏するようになります。
18歳から20歳までL.A.ハーバー・カレッジ、20歳から22歳までをロングビーチ州立大学で音楽を専攻。
サンディエゴで開かれた南カリフォルニア・ビッグ・バンド・コンテストで最優秀ソロイスト賞を受賞し、1968年に1stアルバム「With a Little Help from My Friends」をリリースしました。
ラリーもこの頃現在もメインで使用しているES-335を入手しています。
60年代半ばから後半にかけてロリーはブルースロックトリオ”The Taste”での活動がメインになります。
1966年からバンドが始まり、1968年にはロイヤル・アルバート・ホールで行われたクリーム解散コンサートの前座を務めました。
1969年にデビューアルバム「Taste」でデビュー、その後もマーキー・クラブの観客動員数を塗り替え、その後はフリーと共にブラインド・フェイスのアメリカ・ツアーに同行します。
1970年には2ndアルバム「On The Board」を発売。
Jimi Hendrixも出演したことで知られるワイト島フェスティバルにも登場、なんと5回もアンコールを受けるという伝説のステージを披露しました。
その模様は是非ライブ盤「What’s Going On: Taste Live At The Isle Of Wight 1970」でご確認ください!
カールトン先生のお話がまだちょっと少ないですが…、長くなってきてしまったので70年代以降の活動はまた次回お話ししようと思います。
今回はこの辺で。