Gibson SG-1のお話。
今回はGibson SG-1のお話です。
SG-1は1972年から1978年にかけて生産されたモデルで、
前年まで生産されていたMelody Makerに変わるエントリー機種になります。
知る人ぞ知るモデルかもしれませんが、スタッフの間では度々話題になる漫画「Beck」のコユキがバイト中に拾い、
かなりの改造を施して愛用していたあれか~!と盛り上がったわけです。
コユキが入手した当初はガードもなくボロボロでしたが、
最終的には、P-90を2基搭載し、バダスブリッジ仕様へとアップデートされてましたね。
さてオリジナル機の話に戻ると、生産のしやすさを優先するために、
アッセンブリーが全てボディトップのコントロールプレートに取り付けられているのが特徴です。
コントロールプレートとピックガードは同じ素材の黒1プライで、
Les Paul用と似た形状のガードは樹脂製のワッシャをかまして、
ボディから浮いた状態に固定されています。
トラスロッドカバーも黒1Pです。
ヘッドにもブランドロゴ以外の装飾が無く、かなりシンプルな見た目です。
ピックアップに目を移すと、エスカッションだけではなく
カバーにもプラスティックが使用されています。
ぱっと見チープな見た目ですが、中身はパテントナンバーが刻印されたミニハムバッカーです。
コントロールはシンプルなボリュームとトーンのみで、
アウトプットジャックもプレート上にあるのが特徴となっています。
「Beck」ファンだけでなく、ちょっと変わったギターが欲しい方にもおすすめです。
是非店頭でご覧になってみてください。