[ニコニコ雑記] スライドバーを使用する名手 ~中指編~
こんにちは、店長の野呂です。
今日も前回に引き続き「スライドバーを何指に装着するか問題」に関しての調査報告になります。
さて、今回は”小指”と”薬指”と比較すると少数派であった”中指派”のギタリストを紹介いたします!
まず、この一派を代表するプレイヤーといえばBonnie Raittです!
幼少期ギターを初めてから比較的すぐにスライドギターを始めたそうで、1971年発売のデビューアルバムからすでに完成されたプレイを聴くことができます。
ボニーが使用しているバーはガラス製で、ワインボトル系の素材です。
一時期海外の個人製作系ブランドから全く同じものが販売されていたこともありました。
次は私のギターヒーローの一人であるRon Woodです。
使用しているバーはスティール製。
Faces時代からスライドギターを多用しており、代表曲「Stay With Me」でも曲を盛り立てています。
また、ストーンズ加入後もスライドギターで様々な楽曲を彩っています。
ライブで盛り上がる「All Down The Line」のスライドはオリジナルのミックテイラーがとてつもなく素晴らしい演奏を残していますが、ロンのライブでの演奏も素晴らしいですよね。
(ちなみにキースリチャーズ、ブライアンジョーンズ、ミックテイラーは全員が小指派です。)
そしてロンと言えばラップスティールやペダルスティールの名手でもあります。
ライブ映画 「Shine A Light」の「Far Away Eyes」でその手腕を遺憾無く発揮しています。
最後に紹介したいのが、Jeff Beckです!
代表曲「Beck’s Bolero」の落ち部分をはじめ、割と頻繁にスライドギターを楽曲に組み込んでいます。
スライドバーはガラス製を使用し、手のひらとネックグリップの間に比較的広い空間がある状態でプレイしていることが多いですね。
他の”中指派”プレイヤーをピックアップいたしますと以下の通り。
長田進 (aiko/桜の時、奥田民生/イージューライダーなどで披露)
西川弘剛 (GRAPEVINE)
Gary Rossington
Joe Walsh
中指はナット側のミュートに使えるのが人差し指のみとなる点でコツが必要そうですが、パワーコードの5度の音と6度の音を交互に弾くようなロックンロールのバッキングに切り替えがしやすい利点がありますね。(ロンがよくやっていますね。)
次回は番外編でお送りいたします。
今回はこの辺で。