2016年12月31日 / 最終更新日 : 2016年12月31日 toshiakikasuya REGULAR 067『NEW YEARS ROCK FESTIVAL』山口冨士夫 NO SONGS 今年もあと少しの大晦日となった。 明けると新年ということになる。 また、太陽を一周したのだ。 目が回るほど廻っているはずなのに、 何度繰り返し廻っても、 新たなる気持ちになるから不思議である。 たまにはさ、少し大回りしてくんないかな。 なんて想うのだが、そうもいかないらしい。 まったく、ケチくさいっ >> Read more
2016年12月24日 / 最終更新日 : 2016年12月24日 toshiakikasuya REGULAR 066『The Rolling Stones日本公演』/ The Rolling Stones初来日ドキュメント1990 メリークリスマスです。 ウチではもう何年もサンタを見かけません。 いったい何処に行ってしまったのでしょうか? な〜んてコトはさておき、 忙しない年末の北風に押され、 さっそく、よもヤバ話の続きに入りましょう。 ………………………………………… 1990年2月19日、 僕らはロサンゼルスから帰国した。 >> Read more
2016年12月15日 / 最終更新日 : 2016年12月15日 toshiakikasuya REGULAR 065『カッコつけのタンブリングス/青ちゃんの命日』/ 急がばまわれ 青ちゃんのことを書こうと思う。 12月18日が命日だからだ。 初めて青ちゃんと会ったのは 法政(大学)のイベントだった。 楽屋代わりの教室で ギターのチューニングをしている サングラス姿の男を、 「彼が村八分にいた青ちゃん」 と、冨士夫が紹介してくれたのだ。 「よろしく」 座ったままコチラを見上げ、 >> Read more
2016年12月8日 / 最終更新日 : 2016年12月9日 toshiakikasuya REGULAR 064『遥かなるMixing Lab5/ボブ・マーリーの誕生日』DYNAMITE! 「ボブ・マーリーの家に行くよ」 久保田麻琴さんが微笑みながら言った。 2月6日はボブ・マーリーの誕生日だった。 4日に現地入りした僕らにとっては、 ジャストなタイミングだったのである。 歌詞作りに苦しんでいる冨士夫も、 ホイホイと上機嫌だ。 スタジオ終わりの日暮れ時に みんなで行くことにした。 ボブ >> Read more
2016年11月28日 / 最終更新日 : 2017年1月27日 toshiakikasuya REGULAR 063『遥かなるMixing Lab4/ジャマイカの少年』夢じゃないさ 原稿の締め切りだった。 バビロンホテルのロビーに行き、 国際ファックスが送れることを確かめる。 これで逃れることはできなくなった。 とにかく… 書かなくては。 『エキサイティングな夜』 タイトルは、これで決まり。 ダイナマイツ時代の 冨士夫を書こうと思ったのだ。 歌詞を生むために苦しんでいる 冨士夫 >> Read more
2016年11月20日 / 最終更新日 : 2016年11月26日 toshiakikasuya REGULAR 062『遥かなるMixing Lab3/ジャマイカのミュージシャンたち』 すったもんだ なんだか、浅めの、 なが〜い夢をみてたような気がする。 ニューバビロンホテルで目覚めた朝、 まるで夢の続きのような風景に目をこすり、 冨士夫を呼び出すことにした。 はらが減ってたので、 モーニングも食べたかったし、 ぐるりとホテルの敷地内も 見て回りたかったからだ。 南国の朝は早い。 なんとなく僕ら >> Read more
2016年11月13日 / 最終更新日 : 2016年11月26日 toshiakikasuya REGULAR 061『遥かなるMixing Lab 2/バビロンなホテル』 グッ・モーニン 私たちはジャマイカの ノーマンマレー国際空港に降り立った。 前回の話でもお解りのように、 今回の総てのレコーディング・プランは プロデューサーの久保田麻琴さんによる コーディネイトである。 したがって、ジャマイカで 宿泊するホテルもお任せだった。 空港から地元のコーディネイト会社のクルマで ホテルへ >> Read more
2016年11月6日 / 最終更新日 : 2016年11月26日 toshiakikasuya REGULAR 060『遥かなるMixing Lab 1/マイアミ〜ジャマイカ』夢じゃないぜ みなさん、こんにちは。 あっ、今晩はの方もいやっしゃいますね。 おはようの人だっているのかも知れません。 …まぁ、いいや、きりがアリマセン。 懸案の【よもヤバNight Party】も終了し、 ホッとしている今日このごろ。 出演していただいた皆さん。 付き合っていただいた皆さん。 観に来てくだされた >> Read more
2016年10月30日 / 最終更新日 : 2016年11月29日 toshiakikasuya REGULAR 059『クロコダイル』/(タンブラーから)おさらば 今からちょうど8年前の 2008年11月8日。 クロコダイルで冨士夫のライヴを行った。 今だからこそ、そっと打ち明けるが、 このライヴの2日前に冨士夫は倒れ、 深夜の病院で集中治療を受けていた。 点滴を受ける冨士夫の姿を眺めながら、 宿直の医者に持病の説明をして、 ほとんど入院を覚悟した。 ただ、も >> Read more
2016年10月23日 / 最終更新日 : 2016年10月29日 toshiakikasuya REGULAR 058『村八分対談【後編】/恒田義見・上原”ユカリ”裕』/草臥れて そのむかし、冨士夫から こんな手紙をもらったことがある。 『ダイナマイツ以前は、 (ルーズながらも)オレは静かで、無口で、 別にとりたてて 毒にも薬にもならない人間だったけど、 それはそれで、 すごくきれいに生きていたんだと思う。 (誰にでも“ あの頃(エデンの園) ” っていうのがあるようにね…) >> Read more
2016年10月15日 / 最終更新日 : 2016年10月24日 toshiakikasuya REGULAR 057『村八分対談【前編】/恒田義見・上原”ユカリ”裕』/どうしようかな/渡辺大知(黒猫チェルシー)、峯田和伸(銀杏BOYZ)、岸田繁(くるり)の3人が歌う映画「色即ぜねれいしょん」の主題歌。 【前号までのあらすじ】 村八分のお話をお聞きするため、 初代のドラマーであった恒田さんにお会いした。 恒田さんは「一生に一度だけだぞ」と前置きをされ、 約二時間半もの間に、 イッキに46年前の憶いを吐き出され、 …その別れ際、お話の余韻も残る空気の中で、 逆に、恒田さんからの申し出を承った。 「ユカ >> Read more
2016年10月7日 / 最終更新日 : 2016年10月24日 toshiakikasuya REGULAR 【よもヤバNight Party】 【よもヤバNight Party】 11月3日( 文化の日 )原宿/クロコダイル ※よもヤバトークShow/村八分トーク【出演;恒田義見 & 加藤義明】 ■LIVE/●THE BEGGARS & 恒田義見 & 加藤義明(ex村八分 ) ●The Ding A Lings ●VESSE 18;00/O >> Read more
2016年10月7日 / 最終更新日 : 2016年10月24日 toshiakikasuya REGULAR 俺達は、….ドラマー達は元気にしているよ 鼓曲萬来CYBER 神楽 2016 Yoshimi Tsuneda 2016-10-07 | INFO・REPORT2016 http://blog.goo.ne.jp/cohan2005/e/ef08ce5ec53a914420987fc7110de8a7 恒田義見さんのブログより 亡くなった山口 >> Read more
2016年10月4日 / 最終更新日 : 2016年10月24日 toshiakikasuya REGULAR 056 番外編『村八分/前夜・後編/恒田義見』/ What a Shame : The Rolling Stones 1970年7月26日、富士急ハイランドで 『ロック・イン・ハイランド』が行われた。 日本初の野外キャンプ・イン・ライヴだったのだが、 観客よりもマスコミやカメラマンのほうが 多かったと伝えられている。 『ちょうど「裸のラリーズ」が出て来て 「ギミー・シェルター」を演奏し始めた時、 案の定カメラマンの >> Read more
2016年9月29日 / 最終更新日 : 2016年10月24日 toshiakikasuya REGULAR 055 番外編『村八分ー前夜/前編/恒田義見』いきなりサンシャイン / チバユウスケ × 内藤幸也 × TOKIE × 茂木欣一 970年、ザ・ダイナマイツが解散して、 冨士夫が自由に飛び回っているとき。 『村八分』の本を読み返すと、 毎日の登場人物が忙し過ぎて、 何がどうなってんのか、目が回る。 その中で、チャー坊が登場してくるシーンあたりから、 セッションばかりやっていた冨士夫の中に、 バンドを作りたいという想いが ムクム >> Read more
2016年9月16日 / 最終更新日 : 2017年10月5日 toshiakikasuya REGULAR 054『サウサリートの最後の朝』/アイムソウリイ 『雲ひとつない青空に、ぽっかりうかんだ白い雲』 という詩(?)を小学生の時に書いて、先生に笑われたことがある。それも教室のみんなの前でだ。 でも、それは決して嫌な記憶ではない。先生も微笑ましく笑っているのだ。教室のみんなも楽しんでいる風だった。 ……と、思うのだが、ほんとうはどうだったのだろう? そ >> Read more
2016年9月11日 / 最終更新日 : 2017年10月5日 toshiakikasuya REGULAR 053『天国にいちばん近い場所』/ いいユメ見てね 去年の今頃だっただろうか、所沢にあるライヴハウスに大久保初夏ちゃんを観に行って来た。ベガーズのケンちゃんが、何を思ったか「バンドのPVを作りたい」と言いだしたため、オッサンバンド映像の華になってもらうために初夏ちゃんのステージを訪ねたのだった。 この日の初夏ちゃんは、相変わらずにブルージーで可愛くて >> Read more
2016年8月30日 / 最終更新日 : 2017年10月5日 toshiakikasuya REGULAR 052番外編2 『夏の終わり』/真夏の夜の動物園 8月も終わりに近づくと、少しばかり日暮れが早まって、夜7時まで明るかった高揚感が少しずつ影を落としていく。 その長くなった影を目で追って行くとその先に冨士夫が立っていた。「何やってんだよ、トシ、早く来いよ」……いつだって文句ばかりだ。まぁ、そのわりには笑顔なのだが……。 鎌倉の海に行ってたころは家族 >> Read more
2016年8月21日 / 最終更新日 : 2017年10月5日 toshiakikasuya REGULAR 051/番外編 『 SO WHAT /こぼれ話』ジョニー・サンダース/忌野清志郎/他、様々な関係者の方々、ありがとうございました。無事に冨士夫の誕生パーティは終了いたしました。 『仕事帰りのOLが疲れた身体をもてあましながら マンションに入って行く。 そして、鍵を開け、部屋に入り、灯りをつけるんだ。 すると、このままでいいのか? という、あらゆる衝動が沸き起こってくる、 ナンてのは、どう?』 そう言いながら冨士夫は、冷や酒の入ったガラスコップをクィッ!と空けた。この頃のの冨 >> Read more
2016年8月8日 / 最終更新日 : 2017年10月5日 toshiakikasuya REGULAR 050 『サウサリート/遥かなるMixin Love・2』風にとけて サンフランシスコから ゴールデンゲートブリッジを渡った 対岸にサウサリートはある。 昔はただの漁村だったらしいが、 近年では芸術家が多く集まる海辺のリゾートだ。 海岸近くから緑が茂る斜面になっており、 夕暮れどきになると、 そこに点在する住宅から灯りがこぼれ出し、 それが幻影的な景色を映し出していた >> Read more