「みゅー(3)じっく(19)」の日! それと今日はもう一つ…

こんにちは、皆様今日はいつもより一層たくさん音楽を聴き、
歌い、楽器を弾き、酒盛りをしていることでしょう。

なぜなら今日は”ミュージックの日”だからです。

1991年に音楽関係者の労働団体である”日本音楽家ユニオン”が制定しており、
「みゅー(3)じっく(19)」の語呂合わせに由来しております。

より一層今日のブログは気合を入れた音楽のお話をせねばと思っているのですが、
まだちょっと音楽に触れる前に”今日は何の日”におつき合いを。

しかもまだギターに関係ありません。

今日はとある偉人の命日なのです。

その名は”ジョン・デローリアン”。

名前を見てピンと来た方は「BTTF」のファンか車好きでしょう。

そうです、”バック・トゥ・ザ・フューチャー”の劇中車で一躍有名になった
“デロリアン”の生みの親でありDMCの元社長でございます。

「なんで楽器屋のblogでしかも”ミュージックの日”に車の話なんかを…」

そこです。

それは”ギターを始めたきっかけが「BTTF」”というお話をよく耳にするからです。

個人的に、私の初ギターは貰い物のOrvilleのES-335だったのですが、
元オーナーが高校生の頃買ったギターだったそうで。

「あのジョニー・B・グッドを観てギターを始めて同じのが欲しくなったから」
と買った理由を話してくれました。

やっと”ミュージックの日”な話題になりました。笑

さて劇中で使われたのは”ES-345″でした。

Bigsby B7ビブラートが特徴ですが、ストップテイルピースのスタッドが付いたままなのと
12Fのポジションマークが”ダブル・パラレログラム・インレイ”ではなく繋がってるのが
いつも気になってしまいます。

そこはさておき、このギターは映画の撮影のためにレンタルされたものでした。

“Norman’s Rare Guitars”で有名なノーマン・ハリス氏の著書によると、
買取ではなく週$300での長期レンタルという契約になったため、
買ったほうが安い額になるほどのレンタル料をもらったと語っています。

ノーマン氏は1955年という時代設定に合わせつつ、少し近未来的に映るギターを
というオファー内容から当初ES-5 Switchmasterを貸し出したそう。

確かにPUも3基あり、つまみもたくさんあるため素晴らしいチョイスです。

しかし監督の希望により”赤くてトレモロのあるギターがいい”ということで
ES-345に取り替えられることとなりました。

ノーマンがこの相談を受けたのは1984年だそうですが、
“赤くてトレモロのある”スーパーストラト全盛期だったから
この取り替え希望が来たのかなと個人的には思っています、ライトハンドもするし。笑

ただ貸し出し主のノーマン氏としては1955年に存在しないES−345を使われるのは
かなり抵抗があったと語っています。

でもそれがストーリーを輝かせるのであればとノーマン氏が許諾してくれたおかげで、
ギターを始めた人がかなり増えたことでしょう。

ありがとう、BTTFとノーマン氏。

詳しくは”ビンテージ・ギターをビジネスにした男”をチェック!

この他にもジョージ・ハリスンのルーシーを取り戻す大作戦の話や、
“そんなギターあったのかい!”というレアモデルを買い取った話などなど…

この本ももうすぐ発売から5年経つんですね、まだ読んでいない方はぜひ!

そしていつか”BTTF 2″に登場するPRSをはじめ、
マーティーが使った他のギターのお話もしたいと思います。

最後に少しだけデロリアンのお話におつき合いを…

あのDMC-12モデルは1982年に生産が終わり、DMCも倒産しておりました。

切ないことに映画がヒットして人気車になった頃にはもう会社すらなかったのです。

しかーし!!!

発売から40年の時を超えEV(電気自動車)として復活、
年内に復活の予告をしホームページにもその姿が…

無名だった80年代当時とは違い、今はみんなが待ち望む車になり
さぞジョン・デローリアンも嬉しいことでしょう。

“Johnny B.Goode”を練習しながらその日を待ちましょう。

それでは皆様もギターを始めた日のことなんかも思い出しつつ、
当時聴いていたレコードやカセットなんかも引っ張りだしてきつつ、
是非是非ミュージックの日を楽しんでください!

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