「トチノキ」で作られたギターのお話。
今回はmomoseが製作したフレイムトップのSTタイプ、
“MC-TOCHI-SP22/NJ”のお話です。
モデル名からお察しいただけたかと思いますがボディ材には「トチノキ」が使用されています。
トチノキはお盆や鉢類、蕎麦打ちのこね鉢などに使われることが多い材で、
種子はトチノミと呼ばれ”栃餅”などの材料として食用となります。
また栃木県の県木としてご存知の方もいるのではないでしょうか。
さてこのギターはボディのトップにもバックにもトチノキが使用されています。
トップはギラっとした杢が全体に入っていてゴージャスですね。
もちろんボディバックにも1Pのトチが使われています。
6弦側のネックヒールには浅くヒールコンターが入れられており、
ジョイントプレートは1段落として埋め込まれています。
この辺の丁寧な仕上がりはさすが限定モデルですね。
ピックアップはオリジナルモデルの”VS-1″が搭載されています。
そして特徴的なのがこのピックガード。
ピンクブラウンカラーのマーブル柄で、
このモデルのために特注しているそうです。
ヘッドに目を移すとここにもトチの突板が貼られ、
完璧なマッチングヘッド仕様となっています。
またロックペグと摩擦が少ないタイプのストリングツリーが採用されていて、
トレモロアームを多用する方にも安心な仕様になっています。
ストラトタイプが好きだけれど人とは違った楽器が欲しい方、
是非店頭にてご覧になってくださいね。