「白って200色あんねん」~白系ギターのお話 Part.2~
こんにちは、スタッフ高橋です!
今日から4月ですね、エイプリルフールです。
が。
私は特に嘘をつく予定はありません。
COTY先行委員も務められる某レーシングドライバーの方は、
売らなそうな、そして売らないで欲しい愛車を売りますとツイートしておられました。
ドキッとしました。
あと相変わらずエンジンルームまで綺麗すぎてビビりました。
さて。
先週3月25日はアンミカさんのお誕生日でした。
なので「白って200色あんねん」にちなみ、前回から白いギターのお話をしていました。
読んでいない方はこちらから。
今回はその続きです。
前回はエレキギター創世紀に白が誕生してきたお話でした。
ただし、まだFenderが登場していなかったので今回はそこからです。
まずFenderから”カスタムカラーではない”Olympic Whiteの楽器が販売されるようになるのは、
一部モデルを除き1980年以降になります。
ただご存知の通りそれ以前にホワイトのギターが存在しないわけではなく、
1958年ににはカスタムカラーチャートから選択できました。
カスタムカラーチャートに入っているラインナップはGM、Ford、Chryslerなど
いわゆる当時のアメ車の人気色になっています。
Olympic Whiteはキャデラックに使用されていたのが有名でしょうか。
白のお話に戻りますと…
「1958年以前ではカスタムカラーがなく、白の楽器がなかった」なんてわけはありません。
1956年よりプライスリストには以下の文章が追記されます。
“Stratocaster guitars are available in DuPont Duco colors of the player’s choice at an additional 5% cost”
つまり「5%料金を上乗せすれば、DuponのDuco Colorチャートからあなたが好きな色を選べるよ。」
ということで、カタログ等にとらわれず本当に好きな色が使用できたのです。
そのため1956年時点でも白系のギターはオーダーすることは可能でした。
加えてそれより前の年代でもカスタムカラーはもちろん存在しますが、
データがないため正確にカラーナンバーは特定できません。
なので正式に”オリンピック・ホワイト”のFender製ギターが登場するのは「1958年」になります。
そしてもう一つ。
「ホワイト」のムスタングは1964年からあります。
ただし上記の「Olympic White」ではなくカタログ表記は「White」となっています!
さて現代に戻ると、Fenderには現在複数のホワイト系カラーバリエーションがあります。
…というお話をしようと思ったのですが、長くなってしまうのでまた次回。
ハッピー・ラッキー・ラブ・スマイル・ピース・ドリーム!
それでは!