アイルランドのミュージシャンとアイルランドのお話 ~Gary Moore編 Part.2~
こんにちは、スタッフ髙橋です!
アイルランドを代表するミュージシャンとアイルランドのお話ということで、
Gary Mooreのお話をしておりました。
前回は「Victims of the Future」がリリースされた1984年ごろまでのお話だったので、
今回はその続きから。
1985年、Thin Lizzy時代の盟友フィルライノットとともにシングル「Out in the Fields」を発売、
全英シングルチャートで5位を記録しました。
同年9月には上記の「Out in the Fields」も収録されたスタジオアルバム「Run for Cover」を発売し、
同月から行われたライブのうち数公演はライノットがスぺシャルゲストとして参加しました。
1987年にはアイルランドのトラディショナルソングへのオマージュとして制作された
「Wild Frontier」をリリース、前年亡くなったフィル・ライノットへ捧ぐ作品となりました。
元々Thin Lizzy時代からケルト音楽に影響を受けた楽曲も多く、ゲイリーはインタビューで
「フィルが”Wild Frontier”を歌っているところが本当に目に浮かぶ」とも語っていました。
ここでアイルランド(Cork調べ)の現地音楽情報を書いてみようと思います。
まずアイリッシュ/ケルト音楽はカントリーの基になっていたり、
後年にはPoguesのようなケルティック・パンクを生み出したりもしました。
アイリッシュで使われる楽器は主に
・マンドリン
・テナーバンジョー(4弦)
・フィドル
・ティンホイッスル
・アイリッシュハープ
・アコーディオン
カントリーの源流なだけあって、使用される楽器もなかなか似ています。
現地では昼間にパブに入ると角の方の席でおじいちゃん達が練習しているのをよく目にします。
夜は現地の演奏情報誌を読めば、アイリッシュの演奏を見に行くことができますよ。
とはいいつつ、街全体のパブ全てでトラディショナルな音楽が演奏されているわけではなく…
結構ポップな曲やブルースロックの日が多かったです。
さて、「Corkに行く方に一番お勧めなアイリッシュ音楽が聴けるパブ」Top 3のコーナー!
第3位 Oliver Plunkett
こちらはメインの通りからすぐ入れる雑誌等でよくお勧めされるパブです。
フィッシュ&チップスやアイリッシュシチューなど代表的な現地料理も食べられ、
清潔感もあるので入門編にはとてもお勧めです。
ただちょっとお値段が高いのと、現地の人よりは観光客向けなところだけマイナスポイント。
第2位 The Corner House
こちらは現地の人が入り浸る系のパブです。
毎週”トラディショナルの日”があり、
店内も狭いため結構近い距離で演奏を見ることができます。
ちょっと入りずらいのが難点ですが、ここのビールはつぎ方が上手なのか
特に黒ビールのBeamishはぶっちぎりで美味しいです。
ただし、他の”現地民パブ”も同様ですが食事は一切ございません。
夕食を家で食べてからパブに行くのが現地式です。
第1位 The Abbey Tavern
こちらは街の中心部から離れ、坂登ること10分弱。
外観も茶色でめちゃめちゃ地味なのですが、
店内の「アイルランドに来たぞ」感はかなりトップです。
ライブというよりも、ソファー席で割と若い現地のお兄さんお姉さんが
公開リハ兼ライブをしているのが楽しめます。
店の中は比較的広いのに空いているのも嬉しい点です。
ぜひ参考にしててみてくださいね!
それでは!