アイルランドのミュージシャンとアイルランドのお話 ~Gary Moore編 Part.5~
こんにちは、スタッフ髙橋です!
アイルランドを代表するミュージシャンとアイルランドのお話ということで、
Gary Mooreのお話をしておりました。
前回は2005年に元バンドメンバーであるフィル・ライノットの故郷ダブリンに
ライノットの銅像が立てられることを記念して行われたコンサートで
元シン・リジィのメンバーと演奏をした頃までのお話でした。
今回はその続きから。
2006年はBB KingのUKツアーをサポートしつつ、スタジオアルバム
「Old、New、Ballads、Blues」をリリースします。
タイトルの通りソウル/ブルース寄りなアルバムになっており、
Elmore JamesやOtis Rushのカバーも収録されています。
翌2007年は「Close as You Get」をリリース、
Thin LizzyのドラマーBrian Downeyが参加しているのもポイントです。
この年のヨーロッパツアーでも引き続きBrianがドラマーとして参加しています。
また10月にジミ・ヘンドリックスの楽曲のみを演奏する「Tribute To Jimi Hendrix」を行い、
ビリー・コックス、ミッチ・ミッチェルとも共演を果たしました。
惜しくもミッチはこの翌年にこの世を去ってしまいますが、
この勇姿はは2012年に発売されたDVDとブルーレイで拝むことができます。
翌2008年9月、スタジオアルバム「Bad For You Baby」をリリースしますが…
残念なことにこれがゲイリーの残した最後のスタジオアルバムとなってしまいました。
2010年4月、21年ぶりの来日公演が行われました。
Marshall 1959 Super Leadが各会場絶対2台セットされていたのを覚えています。
爆音だったと良く聞きます。笑
そして翌2011年2月6日…
休暇先のスペインでゲイリーはこの世を去ってしまいました。
享年58歳、個人的にはまだゲイリーを聴き出した頃だったので、
まだまだ長生きしてくれるものだと思っていました。
葬儀は15年間暮らしていたブライトンで行われ、
今もSt Margaret’s Churchに眠っています。
さてブライトンですが、パブやクラブが多数あるので音楽が盛んな街です。
クラブミュージック系アーティストですがファットボーイ・スリムも
大学時代よりブライトンに住んでいました。
ちなみにブライトンもアイルランドと並んでヨーロッパ感のある可愛いパブが多いです。
南側に行かれる方は是非足を運んでみてくださいね。