こんにちは、スタッフ髙橋です!

アイルランドを代表するミュージシャンとアイルランドのお話ということで、
U2のギタリスト”The Edge”のお話をしておりました。

前回は「Vertigo」がリリースされ来日公演もあった2000年代半ばのお話でした。

今回はその続きから。

2009年1月、バラク・オバマの大統領就任式「We Are One:オバマ就任祝典」に出演しました。

このコンサートはキング牧師が「I Have a Dream」の演説を行ったリンカーン記念館で行われ、
James Taylor、Sheryl Crow、Bruce Springsteenをはじめ錚々たるメンツが参加しています。

U2は「Pride」と「City Of Blinding Lights」を演奏しており、
Youtubeにもコンサートの全編動画がアップされています。

翌2月には12作目のアルバム「No Line on the Horizon」を発売します。

3曲目に収録されている「Moment of Surrender」はローリングストーン誌が選ぶ
「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」の
160位にランクインしています。

この年のThe Edge的最大の出来事といえば…

「Get Loud :The Edge, Jimmy Page, Jack White ×Life×Guitar」

プレイスタイルも世代も異なる3人のギタリストにスポットを当て、
対談したりセッションしたりもするドキュメンタリー映画でした。

「ギターを買う必要は無い」と最初から言い放つジャック・ホワイトとは対極とも言える
大量の機材を使用するジ・エッジ先生。

ペイジも含めここまでキャラが違う三人が揃うと面白いですよね。

さて。

冒頭がアメリカで演奏した話題だったので、今日はアイルランドとアメリカの繋がりのお話を。

1840年代にアイルランドで「ジャガイモ飢饉」が起こります。

当時アイルランド人の人口の3分の1が食料をジャガイモだけに頼っていたため、
約100万人が餓死して10%~20%の人が移住を余儀なくされました。

そんなに芋しか食べなかったの?と思うでしょう。

現代でもですが「主食の芋」と「肉かスープ」という食事スタイルなので、
日本で言うと米が一切なくなった状態と同じですね。

そこで移住先として選ばれたのがアメリカやカナダでした。

以降1900年代に入ってもアメリカへ移り住む人は多く、
現在でもアメリカの総人口のおよそ12%がアイルランド系だそうです。

ちなみにアイルランド人がニューヨークに移り住むという映画
「ブルックリン」はとても面白いのでおすすめです。

主演のエイリシュを演じるソーシャ・ロナンはアメリカ生まれのアイルランド人で、
アイルランド・アクセントの英語と顔立ちがめちゃめちゃ役に合っていて、
見ていてとても引き込まれました。

まだ見ていないと言う方は是非、それでは!