エクスプローラーの日?~宇宙開発+未来=変形ギター~

こんにちは!

本日3月26日は楽器好きに、とっても馴染み深いワードに関係する日です。

遡ること60年以上前の1958年3月26日、“エクスプローラー”3号が打ち上げられた日です。

旧ソ連とアメリカが宇宙開発競争でバッチバチだった頃のお話で、
アメリカが初めて打ち上げたエクスプローラー1号に続き宇宙に旅立ったのがこの3号でした。

宇宙空間を飛び交う放射線である”宇宙線”を検知するためのガイガーカウンターを搭載しており、
1号と3号の観測結果がヴァン・アレン帯の発見につながりました。

その後もエクスプローラー計画は続き、名前も長年に渡り引き継がれ続けています。

最新だと2019年に打ち上げられた”ICON”で、こちらはエクスプローラー96号になります。

ちなみに2号抜けてない?って言う件ですが、
軌道投入に失敗したので残念ながら歴史に名を刻めませんでした。

さて。

そんなエクスプローラーですが、ギター好きの皆様でしたら
思い浮かべるのはこちらのはず。

なにを隠そうこちらのギターも1958年誕生です。

「フューチュリスティックなデザインを」と言う名目で誕生しているので、
当時最先端である人工衛星の名前はうってつけですね。

“フューチュリスティック”と言うワードは
エクスプローラーのご兄弟「Futura」を連想させます。

ご存知の通りFuturaとExplorerは形が似ているのですが、
6弦側の張り出しがFuturaの方が大きいのと、
ヘッドがFuturaはV型、Explorerはバナナ型です。

そして現在エクスプローラーはフライングVとともに変形ギターの代表となり、
様々なメーカーからエクスプローラーシェイプの楽器が登場しております。

なので今回は私の印象に残っているエクスプローラーシェイプの楽器を
メーカー問わずにいくつかご紹介して参りたいと思います。

エントリーナンバー1番 : Hamer 1995 GSTC-RN-59B Rick Nielsen (Cherry Sunburst)

こちらは1995年にのみ少数限定生産されたリックニールセンモデルです。

時代を感じるチェリーサンバーストで仕上げられたギラギラなフレイムトップがいいですね。

またHamerはKorinaシリーズも作っているので、スタンダードな見た目のもあります。

コントロールノブはオリジナルに忠実に横に並んでいるのですが、
Hamerのギターは他のモデルでも1列に並んでいるのが特徴です。

見た目の通りどっしりした80HR/HMな音がするので、
当店スタッフはHamerが来るとわりと毎回喜んでおります。

エントリーナンバー2番 : Gibson 1984 Explorer (Night Violet)

ナイトバイオレットというレアカラーの84年製のExploreです。

ガードが無い、ちょっと変わった色なだけではありません。

1番の注目ポイントは「アルダーボディ/メイプルネック」という点です。

まるでFenderみたいですね。

我らが教科書”Gruhn’s Guide”にも記載がある通り、
1980年代は数度名前を変えつつこのアルダーボディの
エクスプローラがラインナップされていました。

ピックアップは刻印ナンバードのDirty Fingersが2機搭載されており、
時代を感じさせるかなり攻めたスペックにかなり萌えました。

エントリーナンバー3番 : Gibson Custom Shop 2001 Explorer Split Head (Natural)

最後にこちら。

マニアにはたまらないExplorerとFuturaの折衷モデルです!

エクスプローラーボディにフューチュラヘッドになっています。

これとはまた別シリーズですが、2008年の50thアニバーサリーKorina Tributeの
3PU Les Paulもスプリッドヘッドでしたね。

個人的にスプリッドヘッドなだけでかなり得点が上がってしまいます。

いつか欲しいです…笑

さて、皆様もエクスプローラー少し欲しくなってきましたか?

シェイプから大きくて弾きづらそうと思われがちですが、
くびれがある分意外とスリムで、思っているよりは軽量です。

“エクスプローラー”にゆかりのある日ですのでぜひお迎えに行ってみてはいかがでしょうか?

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