ギター用ピックアップの世界② ~アクティヴ・ピックアップEMG~
こんにちは、スタッフ太田尾です!
ピックアップはエレキギターにおけるマイクの部分となり、音を出力する上で音色等に様々な影響をもたらす重要なパーツです。ピックアップは大きく分けると電池を使用しない「パッシヴ・タイプ」と電池を使用して駆動させる「アクティヴ・タイプ」の2種類に分けられます。
今回は”アクティヴ・ピックアップ”に焦点を置いた話です。
構造についてすごく簡単に一言で説明すると、”電池を必要とする微弱信号用アンプを搭載し、外来ノイズに強い電気信号を出力することができるピックアップ”となります。
様々なメーカーからいろんなタイプのアクティヴ・ピックアップが発売されており、中でも一番と言っても過言ではないほど有名なのがアメリカの”EMG”というメーカーです。シングル・サイズ、ハムバッカー・サイズ、共にたくさんの種類が発売されており、多種多様なサウンドコンセプトで日々開発されています。
著名な使用アーティストは以下の方々です。
・デヴィッド・ギルモア
・スティーヴ・ルカサー(TOTO)
・プリンス
・ザック・ワイルド
・ジェイムズ・ヘットフィールド(Metallica)
・カーク・ハメット(Metallica)
・アレキシ・ライホ(Children of Bodom)
「アクティブ・ピックアップを搭載したギターは全部同じ音に聞こえる」や、「どのギターに載せてもアクティブ・ピックアップの音になる」等ピックアップが持つ個性が強く、パッシヴ・ピックアップのように載せるギターによって音色が変わるといった繊細な出音ではないという意見をよく耳にします。しかしながら上記アーティストのサウンドを踏まえると、それぞれ個性を持ったサウンドをしていると言えると思います。