ジョン・レノンの憧れの人~Toots Thielemans~
こんにちは、スタッフ髙橋です。
本日4月28日はスーパーカーブランドの代表とも言える”ランボルギーニ”の設立者
フェルッチオ・ランボルギーニ氏のお誕生日です!
もともとトラクターを生産していた(現在も)ランボルギーニですが、
1962年にGTカーを作るべく”Automobili Lamborghini S.p.A.”を設立。
市販車第1号の350GTに始まり、400GT、ミウラ、カウンタックと
独創的すぎるモデルを生産していきました。
JamiroquaiのJay Kayもランボルギーニが大好きで、
赤いミウラや紫のディアブロなどなどたくさん持っている…みたいです。
ちなみにランボいるギーには「レースには出ない」ことを社是としていたそうですが、
現在は様々なカテゴリーに出場していますね。
個人的には2014年ごろに織戸学選手と青木孝行選手が乗ってSuper GTに出ていたマネパ号が
近年のレーシングカーとは思えない”シャコタン・ツライチ”ルックスで好きでした。
今見てもリアタイヤの収め方がすごいです。笑
さて。
明日4月29日はハーモニカ奏者でギタリストだった”Toots Thielemans”のお誕生日です。
1922年生まれで、今年で生誕102年。
出生地のベルギーで演奏活動を始め、1952年にジャズの本場アメリカへ移住。
ビル・エヴァンス、エラ・フィッツジェラルド、クインシージョーンズをはじめ、
数えきれないアーティストと共演、数えきれない名盤を残しました。
80年代に入るとフュージョンやR&B系アーティストとの共演も増え、
日本のアーティストだと久保田利伸の楽曲「Love under the moon」にも参加しています。
そんなToots氏のエピソードで一番有名なのはJohn Lennnonへ影響を与えた話ではないでしょうか。
Toots氏は1950年代からRickenbackerとエンドース契約を結んでおり、
Combo 400というショートスケールモデルを使用していました。
首にハーモニカホルダーをつけ、ギターを弾く姿はToots氏のトレードマークですよね。
そして1959年にハンブルクのクラブに出演していた彼を見て、
大きな影響を受けたジョンはあの325を購入することとなるのです。
ご存知の通り元々メイプルグローだった325は後に黒にリフィニッシュされることとなりますが 、
これもToots氏のリッケンが黒だったことに由来するそうです。
さて、その325ですが…
実は運命のような写真が残っております。
こちら、1958年のTrade ShowでRickenbackerを弾くToots氏。
後ろに325が見えるのですが、これがJohnの325だったのではと言われております。
Johnの325はコントロールの位置がずれているというのはご存知の通りですが、
他の個体も含めShowと出荷の間にコントロールが変更されたからということみたいです。
同じ仕様のCapriは当時6本ほど生産されたようですが、
他の個体も同じ位置にコントロールがずれているのがRickenbackerぽいですね。笑
木部を削らないと入らなかったんだろうな…なんとなく察せるのが愛おしいですね。
話をToots氏に戻しますと…
2016年に亡くなる2年前、年齢でいうと92歳まで演奏活動を続けていらっしゃいました。
2011年には89歳にして来日公演を行われており、
終演後にはサイン会まで行われていました。
いつまでも精力的に活動を続けるところ、そしてファンを大切にするところ。
尊敬しかないですね…。
まだ作品に触れたことのない方は是非聴いてみてくださいね。
おすすめは「The Whistler and His Guitar」です!
それでは!