セミホロウボディ??

今回は入荷したばかりの Nash Guitars WF-3 モデルをご紹介します。

ナッシュギターズは、ビル・ナッシュ氏が製作やリペアの経験を積み2001年に創設したブランドで、当時はまだまだ主流とはいえなかったエイジド加工を積極的に取り入れたのが最大の特徴となっており、オリジナルのボディシェイプなどはとっても個性的な、なんとも存在感のあるブランドです。

入荷したWF-3 は Wayfarer 3Pick UP。
ブランドページによれば、1950年代から1960年代の自動車に多く採用されていたシンメトリーデザインと特徴的なカラーを使用し、3ピックアップによる多機能性を搭載した、ナッシュのオリジナリティが溢れるモデルとなっています。

ナッシュは塗装にもこだわりが有る様で、薄いラッカー塗装にエイジド加工が施されており、ややマット感のある仕上がりで、そんなところもナッシュの特徴になっています。
そしてウェイファーラーモデルですが、まずはボディですね。
両側にシンメトリーに配置されたピックガードがとても印象的ですが、ピックガードを外しても、シンメトリーにザグリが施されています。
高音側はもちろんポットなどが収まるようになっていますが、低音側はただ空洞になっています。

ピックガードで蓋をするスタイルですので、本来のホロウボディやシンラインとは随分違う考え方なのですが、ソリッドボディのサスティーンを維持しつつ、セミホロウのいいとこ取りできる、素晴らしい構造なのだそうです。
そういえばレッドスペシャルも大きいザグリがありますよね。

ナッシュのピックアップは、多くのモデルがLoller製の専用ピックアップが採用されていますが、
Wayfarerにはディマジオ製ブルースバッカーとエアノートンが搭載されております。
コイルタップできるのですが、シングルの音がとにかく素晴らしかったとのことで、あえて採用されているそうです。

個性溢れるウェイファーラーモデル、弾きこなせたらとっても楽しいかもしれません。
ぜひとも見に来てください。

Follow me!