ダウンサイズ版Gibson ~Part.1~
今回はGibson製セミアコのお話です。
GibsonのセミアコといえばES-335がポピュラーですが、
サイズが大きいと感じる方も少なくないはずです。
そんな方におすすめなのがダウンサイズされたセミアコモデルです。
横に並んだLes Paulとほとんど変わらないサイズ感で、
これなら小柄な方でもあまり抵抗無く手にできるのではないでしょうか。
写真のものと同サイズで、ES-335ルックスは”ES-339″と”CS-336″、
ES-355ルックスだと”ES-359″と”CS-356″がラインナップされています。
ぱっと見はそっくりなのですが、異なった構造になっていますので
購入する際には押さえておきたいですよね。
“ES-339″と”ES-359″はボディ材にメイプル合板が使用されており、
ES-335と同様にセンターブロックを挟むような構造になっています。
対して”CS-336″と”CS-356″は、くり抜いたマホガニーバックに
メイプル単板で蓋をするというチェンバードのLes Paulに近い構造です。
音の傾向としては、”ES-339″構造の方が若干ですが箱物感が強く、
“CS-336″構造はややソリッドボディよりのタイトなキャラクターな印象です。
また個体差はあるものの、使用する材や構造の関係からか
“ES-339″タイプの方が軽量な個体の割合が高いです。
今回は小型セミアコとして比較的ポピュラーな物を紹介しましたが、
まだ他にも兄弟機種がラインナップされています。
長くなってしまいそうなので、また次回紹介させていただきます。