[ニコニコ雑記] 「Ebony and Ivory」
こんにちは、店長の野呂です。
まもなく3月も終わり、新年度がはじまりますね。
近頃は寒い日が続いていますが、これからだんだんと気候も暖かくなって桜が咲くのが楽しみです。
さて、遡ること42年前。
1982年の3月29日は、ポール・マッカートニーとスティーヴィー・ワンダーの共作シングル「Ebony and Ivory」が発売された日です。
この曲のコンセプトは
「ピアノの黒鍵(Ebony)と白鍵(Ivory)が一つのハーモニーを奏でるように、白人と黒人、無色人種と有色人種、すなわち人類が調和する」
というもので、楽器の演奏も含め2人のみで制作が行われました。
マルチプレイヤーとして有名な両者ですが、この作品でのパート分担は以下の通りです。
ポール : ベース、ギター、ピアノ、シンセ、パーカッション、ボコーダー
スティーヴィー : ドラム、エレピ、シンセ、パーカッション、リンドラム
ちなみにジャケットのスティービーがまるで卒業アルバムの撮影日を欠席したかのようなスタイルになっていますが(笑)、MVもお互いのスケジュールの都合上共演することができず、別々に撮影した映像を合成して作られているそうです。
超多忙を極める大スター2人だったからこそのエピソードですね。
この盤にはカップリング曲として「Rainclouds」が収録されています。
この楽曲は1980年の12月、ジョンが亡くなった日にウイングスのベーシストを務めていたデニー・レインとともにレコーディングされました。
シングルのセールスとしてはアメリカのビルボードで7週連続1位を獲得。
また、ポールにとってはビートルズの解散後にイギリス・アメリカ両国のチャートで1位に輝いた唯一の曲でした。
ビートルズ時代からよく知られていた通り、大のモータウンファンだったポールとしては非常に感慨深いプロジェクトだったのではないでしょうか。
この機会に今一度聴き返してみてはいかがでしょうか。
今回はこの辺で。