[ニコニコ雑記] 「Please Please Me」
こんにちは、店長の野呂です。
1963年の明日、3月22日はビートルズ初のスタジオアルバム「Please Please Me」のモノラル版発売日です!
私が初めて聴いたビートルズのオリジナルアルバムということもあり、思い入れのあるアルバムです。
発売から6週目の全英アルバムチャートで最高位1位を獲得。
その後2ndアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』が第1位を獲得するまでなんと30週連続でトップの座に君臨し続けました。
このアルバムには1st&2ndシングル「Love Me Do」「Please Please Me」の収録曲と、カバーを含む10曲を加えた計14曲が収録されています。
新曲となる10曲分については当時「キャバーンクラブ」でのライブ録音が計画されていたそうですが、結局は設備等を考慮するとレコーディングに向かないと言うことで却下され、EMIレコーディングスタジオ(後のアビーロードスタジオ)で録音されることとなりました。
ほとんどの曲が1発録りとなっておりますが、約3時間のセッション × 3の合計10時間弱で10曲を完成させる力量が恐ろしいです。
さて、当時のセッションの画像が残っているのですが、各メンバーの楽器が製造時から数年以内の状態で確認できます。
例えばジョンの325は1958年のNAMM Showに出品していたものだったので、ちょうど製造されて5~6年の状態です。
この段階でコントロールノブが交換され、トレモロユニットはビグスビーB5へと変わっています。
横に映ったポールの500/1は1961年製ですのでまだ製造から2年弱。
光の反射から分かりますがまだ綺麗ですね。
続いてジョージのDuo Jetです。
1957年製なのでこちらも製造から5年ちょっと。
確かに使用感は少ないですが、塗装の光り方からなんとなく現行品とは違う雰囲気がある気がいたします。
その他にも、アーチの形状や面取り、金属パーツの成形具合の違い等の細かい部分いよる印象の違いも大きいかもしれません。
最後に集合写真。
リンゴのイケメン具合とマイクの本数の少なさはさておき、一番に触れたいのはただならぬオーラを放つVOXアンプ。
AC30にしては若干小ぶりに見えますよね。
こちらAC15 Twinというスピーカー2発の15Wモデルで、激レアなFawnトーレックスです。
こちらも生産から1~2年ほどの個体ですが、雰囲気ありすぎですね。
この写真を眺めながら音源を聴き直したら、また違った楽しみが増えそうです。
今回はこの辺で。