[ニコニコ雑記] ギター名盤 From America ~Phaser名盤4選 その3~
こんにちは、店長の野呂です。
前回に続き、今回もアルバムを通してフェイザーサウンドが楽しめるアルバムを紹介したいと思います!!
今回は暑い夏のドライブに最適なこのアルバム!
Stuff “Live At Montreux 1976”
Montreux Jazz Festivalの4日目、1976年の7月2日のライブテイクとなっております。
ちなみに日本では日清焼きそば”U.F.O.”が発売され、ピンク・レディーが”ペッパー警部”でデビュー、
そしてロッキード事件が明るみに出てきた年です。
本題に戻りまして、なぜこの盤を選んだかと言いますと、
コーネル・デュプリー(Gt)、エリック・ゲイル(Gt)、リチャード・ティー(Key)の3人がフェイザーをヘヴィーユーズしているからです。
さて1曲目「Foots」から絶好調のギター2人が素晴らしい絡みを見せておりますが、
どちらもフェイザーのスローなうねりが心地よくずっと聴いていたい音です。
Stevie Wanderのカヴァー、スティーブ・ガッドのソロを挟み(どちらも最高)「Stuff’s Stuff」。
Gibsonの最上位機種であるSuper 400を弾くエリック・ゲイルですが、
使用しているペダルのおかげか、かなりブライトなサウンドが出ていますね…。
そう、今回触れたいのはココ!!
コーネル・デュプリーは映像の通り定番のMXR Phase90を使用していますが、
残りの2人、エリック・ゲイルとリチャード・ティーが使用しているフェイザーは…
Electro-Harmonix製 Small Stoneです!
ついにMXR以外の勢力が確認されました、映像にも銀色の大きめの筐体が写っていますね。
Small Stoneは1974年に発売されたペダルで、Speedコントロールノブの他にかかりの強さを調節する”Color”スイッチを搭載しております。
対抗馬となるMXRが効果の強さで機種を分けて発売していたのに対し、
1台で色々できるように作ったのがこのペダルです。
国内でも斉藤和義氏や曽我部恵一氏をはじめ著名なプレイヤーが使用しておられます。
前述しました通りブライトなサウンドキャラクターで、より強い効きが感じられるペダルです。
意外ではありますが、近年のソウル/AOR勢での使用者が少ないモデルですので、
Stuffフォロワーの方々には是非とも試していただきたいペダルです。
個人的には古めのSmall Stoneも一台持っておきたいペダルです!!
今回はこの辺で!