[ニコニコ雑記] ストーンズとシタール ~ハッピーバースデー ロン・ウッド!~
こんにちは店長の野呂です。
早いもので、2023年も折り返しが近づいてきました。
皆様、上半期はいかがお過ごしでしたか?
そして6月に入ったということは…またあのロックスターが1つ歳を重ねたということでもあります。
ロン・ウッド、76歳おめでとうございます!
個人的には自身がハードテイルのストラトキャスターを購入することとなった大きな要因がロン・ウッドだったので、1番のヒーローと言っても過言ではありません。
そんな訳で、今日のお題はロニーが使用するエレクトリック・シタールです!
ロンはライブで「Paint it Black」を演奏する際Jerry JonesのBaby Sitarを使用しています。
サンバーストのものやブラックのものなど複数所有していますね。
このJerry JonesのBaby Sitarが登場したのは1990年。
しかし、もっと前からストーンズの音源にはシタールが入っていましたね。
これから少しばかりストーンズのシタール史を振り返ってみようと思います!
まず「Paint it Black」が発売したのは1966年。
音源でシタールを弾いていたのはリーダーのブライアン・ジョーンズです。
ブライアン・ジョーンズは「ノルウェイの森」でシタールを演奏していたジョージ・ハリスンに演奏の方法を教わったといいます。
もちろん当時はまだエレキシタールが登場していないため、本物のシタールで録音されています。
そのため当時テレビ番組等に出演した際の映像でも、当てフリとはいえ本物のシタールを持っている姿が印象的です。
さてエレクトリックシタールという楽器がこの世に登場したのは1967年、Coral社がドローン(共鳴弦)ありのエレキシタールを発売してからです。
1969年まで生産されたものの、以降90年代まで復活することはありませんでした。
そして「Paint It Black」自体も1967年を最後にセットリストから外れます。
時折Coral等のエレキシタールの商品説明に「ブライアン・ジョーンズが使用していた…」との文字を見かけますが、時系列的に考えると実際に使用していたのかは少々グレーな気がいたします。
時は流れ1990年、ストーンズがスティール・ホイールズツアーを敢行している時、Jerry JonesからBaby Sitarが発売されます。
そしてなんと!
時期を同じくして「Paint It Black」がセットリストに登場するようになりました。
偶然とは思えませんが、「Jerry Jonesのおかげで復活した名曲」説、信じるか信じないかはあなた次第です。
今回はこの辺で。