[ニコニコ雑記] スライドバーを使用する名手 ~小指編~
こんにちは、店長の野呂です。
先日のジョージ・ハリスンに関して取り上げたブログで少し話題とした、「スライドバーを何指に装着するか問題」に関して調査してみました。
スライドバーはナットとスライドバーの間をミュートする必要があるため、基本的には中指・薬指・小指に装着して使用いたします。
ジョージは”小指派”でしたね。
そんな訳で、今回は他の”小指派”のギタリストから紹介させていただきます!
まず一番最初に紹介したいのはJohnny Winterです!
ジョニーはスティール製のバーを小指にはめて使用しています。
ドブロを弾く時も同様にスティール製のバーです。
細めのバーを小指の第二関節で止まるように装着しているのが特徴的です。
続いてはMichael Bloomfieldです!
Bob Dylanのバックとしても名演を多数残されていますが、ソロアーティストになってからもスライドギターは頻出します。
Bloomfield氏もバーはスティール製を使用しています。
ちなみにソロ作品だと「Blues Gospel & Ragtime Guitar」にてかなり多くの曲でスライドギターが登場するので要チェックです!
次は日本から、内田勘太郎氏です!
憂歌団のギタリストとして、あのボロボロのChaki P-1を鳴らす姿は誰もが一度は目にしたことがあるはずです。
内田氏のバーは有名な話ですが、「カルピス」の瓶で作られています。
なんと自作品です。笑
もう一人日本から、高田漣氏です。
現代の日本を代表するスライドマンであり、とてつもないマルチプレイヤーです。
ラップスティールやペダルスティールも最高にかっこよく、個人的には友部正人氏や毛皮のマリーズの作品での演奏が大好きです。
もちろん通常の(スパニッシュスタイルという意味)のギターでのスライドも最高で、スライドバーはワインボトルスタイルのものを使用しています。
他にも小指派のプレイヤーはたくさんいて、皆名演を残しています。
一部を取り上げると、下記のギタリストが”小指派”であることが確認されています。
仲井戸麗市氏
Ry Cooder
Lowell George
Brian Jones
Mick Taylor
Muddy Waters
Eric Clapton
Steve Lukather
Lee Ritenour
Hound Dog Taylor
Johnny Marr
Jerry Garcia
確かに他の指の自由度等も考えると、小指はかなり都合のいいシチュエーションが多いですね。
さて、次回はもう一つのマジョリティー、薬指派のプレイヤーをご紹介したいと思います。
今回はこの辺で。