[ニコニコ雑記] スライドバーを使用する名手 ~小指編~

こんにちは、店長の野呂です。

先日のジョージ・ハリスンに関して取り上げたブログで少し話題とした、「スライドバーを何指に装着するか問題」に関して調査してみました。

スライドバーはナットとスライドバーの間をミュートする必要があるため、基本的には中指・薬指・小指に装着して使用いたします。

ジョージは”小指派”でしたね。

そんな訳で、今回は他の”小指派”のギタリストから紹介させていただきます!

まず一番最初に紹介したいのはJohnny Winterです!

American Blues and Rock musician Johnny Winter (1944 – 2014) plays electric guitar as he performs onstage during the Dr Pepper Central Park Music Festival, New York, New York, July 30, 1980. (Photo by Gary Gershoff/Getty Images)

ジョニーはスティール製のバーを小指にはめて使用しています。

ドブロを弾く時も同様にスティール製のバーです。

細めのバーを小指の第二関節で止まるように装着しているのが特徴的です。

続いてはMichael Bloomfieldです!

DETROIT – CIRCA 1966: Guitarist Mike Bloomfield and bassist Jerome Arnold of the rock group “Butterfield Blues Band” perform at the Living End in circa 1966 in Detroit, Michigan. (Photo by Wilson Lindsay/Michael Ochs Archives/Getty Images)

Bob Dylanのバックとしても名演を多数残されていますが、ソロアーティストになってからもスライドギターは頻出します。

Bloomfield氏もバーはスティール製を使用しています。

ちなみにソロ作品だと「Blues Gospel & Ragtime Guitar」にてかなり多くの曲でスライドギターが登場するので要チェックです!

次は日本から、内田勘太郎氏です!

憂歌団のギタリストとして、あのボロボロのChaki P-1を鳴らす姿は誰もが一度は目にしたことがあるはずです。

内田氏のバーは有名な話ですが、「カルピス」の瓶で作られています。

なんと自作品です。笑

もう一人日本から、高田漣氏です。

現代の日本を代表するスライドマンであり、とてつもないマルチプレイヤーです。

ラップスティールやペダルスティールも最高にかっこよく、個人的には友部正人氏や毛皮のマリーズの作品での演奏が大好きです。

もちろん通常の(スパニッシュスタイルという意味)のギターでのスライドも最高で、スライドバーはワインボトルスタイルのものを使用しています。

他にも小指派のプレイヤーはたくさんいて、皆名演を残しています。

一部を取り上げると、下記のギタリストが”小指派”であることが確認されています。

仲井戸麗市氏
Ry Cooder
Lowell George
Brian Jones
Mick Taylor
Muddy Waters
Eric Clapton
Steve Lukather
Lee Ritenour
Hound Dog Taylor
Johnny Marr
Jerry Garcia

確かに他の指の自由度等も考えると、小指はかなり都合のいいシチュエーションが多いですね。

さて、次回はもう一つのマジョリティー、薬指派のプレイヤーをご紹介したいと思います。

今回はこの辺で。

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