[ニコニコ雑記] テレマスター、ブルースマスター、Roy Buchanan

こんにちは、店長の野呂です。

本日9月23日はテニスの日です!

近頃は天気が芳しく無い日ばかりであまり外にも出られませんが…笑

秋らしい過ごしやすい気候になったら、軽井沢にでも行ってテニスを楽しみたいものです。

ただラケットを持っていないので、新調するか、あるいはテレキャスターを使うかどちらかにしようと思います。

便座やシャベルに似ていると登場時から散々言われていたそうですが、サイズ感的にラケットにもなり得るのでは無いでしょうか。(少しネックが長すぎますし重いですけどね笑)

テレキャスターといえばですが、本日はテレマスターのお誕生日でした。

ロイ・ブキャナン氏です、おめでとうございます!

生きていれば83歳で、なんともう一人のテレマスターであるジェームス・バートン氏と同い年でした。

ロイ氏は1939年の9月23日、アーカンソー州オザークに生まれ、カリフォルニア州ピクスリーで育ちます。

ブキャナンが初めて触れた音楽はゴスペル、その後ラジオでR&Bを聴き音楽に興味を持ったと言われています。

7歳になるとスティールギターをはじめ、13歳でエレキギターを手にしました。

その後わずか2年でジョニー・オーティスのバックバンドの一員として、プロミュージシャンのキャリアをスタートさせました。

1960年代初頭までに数々のスタジオワークをこなしていましたが、60年代後半は家族を養うためと音楽から離れたこともあったようです。

後にはローリングストーンズへの加入のオファーも寄せられたそうですが、表立った舞台を嫌って断ったというのは何ともロイらしいエピソードに思います。

1971年、PBSの1時間ドキュメンタリー”Introducing Roy Buchanan”が放送され、”世界最高の無名ギタリスト”として紹介され話題になり、翌72年にはポリドール・レコードとの契約を手にします。

そしてセルフタイトル作品“Roy Buchanan”を発売。

1972年から1977年にかけてポリドール・レコードよりライブ盤を含む7枚のアルバムをリリース、1973年発売の”Second Album”はゴールドディスクを獲得します。

1975年にはJeff Beckが発表したアルバム”Blow By Blow”に収録されている”Cause We’ve Ended As Lovers“(哀しみの恋人達)に「ロイ・ブキャナンに捧ぐ」とクレジットされたことも有名ですね。

以降レコード会社を移籍しつつ1987年まで精力的に作品をリリース、スタジオアルバムは13枚、ライブアルバムも3枚発売されています。

しかし1988年、公共の場で酩酊していたことが原因で逮捕。
拘留されていたバージニア州フェアファックス郡の刑務所の房内で自らのシャツで首を吊って亡くなりました。

享年48歳。

生前最後のステージは1988年8月7日、コネチカット州ギルフォードのギルフォード・フェアグラウンドでした。

ロイ氏の使用していたギターで1番有名だったのは1953年製のテレキャスター”Nancy”です。

ブリッジプレート脇に酔った勢いでストリングベンダーを取り付けようとした塗装の欠けのようなダメージがあるのが特徴です。

また晩年使用していたのはFritz Bros製のシグネチャーモデル“Bluesmaster”でした。

Roger Fritz氏によるハンドメイドギターで、ミッドブーストも内蔵されています。

ピックアップはEMG製で、センターPUを搭載したNashvilleテレスタイルになっています。

特徴的なのはこのナットで、金属製の土台から弦を挟むようにポストが生えた構造になっています。

ちなみにこのギターはジョージ・ハリスンが1991年の来日公演でも使用していました。

そのときのライブ演奏が収録されているGeorgeの”Live in Japan”は私の超一押しアルバムなので、またの機会に語らせていただきたく思います。

私が一番よく聴いたアルバムは76年に発表された”A Street Called Straight”です。

このアルバムに収録されている”The Messiah Will Come Again”は必聴なので、もしも聴いたことがない方は是非聴いてみてください!仰天のギターです!(動画サイトにはLive映像も公開されていますよ!)

今回はこの辺で。

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