[ニコニコ雑記] ハーブ・エリスの日
こんにちは、店長の野呂です。
本日8月4日はジャズギタリスト”Herb Ellis”氏のお誕生日です。
来年で没後15年になりますが、1921年生まれなので今年で103歳になる年です。
ハーブ・エリス氏はキャリアのほとんどをES-175と共に過ごしました。
1953年製のこの個体が生涯通してのメイン機。
入手時は年代的にP-90が搭載されていました。
Oscar Petrson Trioや、
Ella Fitzgeraldと演奏していた頃はその状態です。
ちなみにこの時はアンプもGibson製で、フロントグリルに”LP(Les Paul)”ロゴの入ったGA40モデルですね。
時代は流れGibsonから”ハムバッカーピックアップ”の搭載されたギターが誕生すると、そちらに買い替えではなく、元の愛機を改造してハムバッカーを搭載しました。
1970年代~80年代に入るとAria Pro IIよりシグネチャーモデル”PE-175″が発売されます。
L-5とSuper-400とES-175を足して3で割ったような仕様ですね。
Ariaとの契約も終わり1991年、Gibsonよりシグネチャーモデルが登場します。
ES-165 Herb Ellisモデルです。
ぱっと見はES-175ですが、フローティングマウントのミニハムバッカーピックアップ、ピックガードマウントのボリュームのみのコントロールが特徴です。
ハムバッカータイプがマウントされたものや2マイクのPlusモデルもありますが、このフローティングタイプが一番このモデルらしいスペックに感じますね。
とても好きなスペックなので、Gibson社にはぜひとも現行品として再生産して欲しいモデルです。
今回はこの辺で。