[ニコニコ雑記] マイギターヒーロー・マジックサム
こんにちは、店長の野呂です。
2月14日はマジック・サム氏のお誕生日でした。
高校時代の通学時にデビューアルバム”West Side Soul”を毎日聴いていた時期がありました、私のギターヒーローの一人です。
右手の親指と人差し指、どちらも指の腹でピッキングするプレイスタイルですが少々フォームが独特で、真似しようと努力してみたこともありましたが、全然サマにはなりませんでした。
マジック・サム氏の使用していたギターといえば何を思い浮かべますか。
どうしても活動期間短かったため、残っている画像や映像は少ないのが残念ですが、おそらく以下のギターが有名ではないでしょうか。
アルバムのジャケットにも登場する白の64~65年製のストラトキャスター。
Epiphone Riviera。(Varitoneが付いているのはとてもレアですね。)
しかし、今回注目するギターは上記2本ではありません。
こちら!
Univox製のLes Paul Customタイプです。
ボディトップのステッカーから別の方(Earl Hooker氏)の楽器を借りていたことがわかりますが、このギターを手にして高速で”Sam’ Boogie”を弾く映像を見て痺れた方も多いはずです。
サム氏が手にしているのは海外輸出用の”Univox”ブランドになっていますが、これは実は日本製で、国内では”Aria”ブランドとして流通しています。
Univoxは1960年から1987年まで存在していたブランドで、マツモク製のギター、シンエイ製のエフェクター、KORGのシンセサイザーを自社ブランドとして販売していました。
よく知られているものだと、以下のモデルが挙がります。
・ジミ・ヘンドリックスが使用していた”Uni-Vibe”
・カート・コバーンが使用していた”Hi-Flier”
・ジェフ・ベックが使用していた”UX-1501 Amp”
サム氏が弾いていた楽器に話を戻すと、パッと見はレスポールカスタム風に見えるこちらですが、実はGibson楽器と違ってボルトオンネック構造となっています。
当時の他の国産ギターブランドも、Gibson SG系のコピーモデルやRickenbackerタイプにボルトオンが多く採用されていますね。
アリア製のものは国内でも時折流通しているので、いつかはサム氏を思い浮かべつつ弾いてみたいものです。
今回はこの辺で。