[ニコニコ雑記] 元祖「ツェッペリン」の日
こんにちは、店長の野呂です。
本日7月2日は飛行船 “ツェッペリン号” が初飛行した日です。
皆様ご存知の通り「Led Zeppelin」のバンド名の由来となった飛行船ですね。
The Whoのドラマーであるキース・ムーンの口癖だった「Go down like a “lead balloon”」(ぽしゃるの意)からヒントを得て、鉛の風船(lead balloon) → 飛行船の「ツェッペリン」になったという話があります。
直訳すると「鉛の風船のように落っこちる」となりますが、そこからヒンデンブルク号の事故を連想するのがイギリス人らしさを感じるユーモアですね。
もっとも、本人たちはホテルからテレビを落っことすようになってしまいましたが…。
さて、今日は少しギターのお話から離れてしまいますが、元祖「ツェッペリン」の歴史を少しお話ししてみようと思います。
遡ること120年以上、1900年にフェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵が第1号機である”LZ1″を飛行させることに成功させます。
構造を簡単に説明すると…
・アルミニウム合金の骨格に麻や綿布の外皮をかぶせた船体部
・横材間に浮揚用の水素ガス袋を詰める
・エンジンはレシプロ (ピストンを使用するエンジン)
船体自体がガス袋だった”軟式飛行船”に比べて、LZ1のように船体が変形しない”硬式飛行船”の方が高速飛行が可能でした。
時は流れ1909年、ツェッペリン伯爵は飛行船製造事業とに加え、DELAGという世界初の旅客を運ぶ商業航空会社を創立しました。
そこから30年弱は順調に経営されたのですが…
1937年5月6日、先述のヒンデンブルク号が着陸作業中に墜落し炎上。
多数の犠牲者を出したことにより以降運行は中止され、その数年後にツェッペリン社は事実上活動を停止することとなりました。
最後になりますが「Led Zeppelin」のジャケットになっているのが、墜落し炎上しているヒンデンブルク号です。
一度見たら絶対に忘れない程、かなりインパクトの強いジャケットですよね。
私はLed Zeppelinではこのファーストアルバムが最もお気に入りです。
改めて今一度、ちゃんとレコードで聴き直してみようかと思います。
今回はこの辺で。