[ニコニコ雑記] “剥ぎ”ナチュラルのギター~Part.2~
こんにちは、店長の野呂です。
前回マーク・ボランの誕生日にあやかり、剥ぎナチュラルのかっこいいレスポール等をご紹介させていただきました。
今回はその続きです。
前回とは少し違う界隈とギターです。
まずはJohn LennonのEpiphone Casinoから。
おそらく世界一有名な”剥ぎナチュラル”ギターの一つでは無いでしょうか。
来日公演でも確認できる通り元々はサンバーストフィニッシュでしたが、リボルバーセッションの際にサイケペイントにするためなのかバック全体に白いスプレーを吹きます。
しかし割とすぐに塗装を剥がし、ルーフトップコンサートの頃のあの姿になりました。
ジョンは同時期塗装を剥がすのにハマっていたようで、一旦サイケペイントしたJ-160E、最愛のギターの一つである1本目のRickenbacker 325なんかもナチュラルになりました。
またBeatlesのメンバーの中でも流行だったのか、ジョージのカジノもナチュラルに。
ポールの4001もハローグッバイのMVで確認できるサイケペイントを剥ぎ、ナチュラルフィニッシュとなりました。
なぜこんなに一気にみんな剥がしたのかというと、インド旅行を共にしたドノヴァンがした入れ知恵だったようです。
最後に最初から塗装のなかったギターをご紹介したいと思います。
Fukuoka Guitarです。
こちらはStingやDavid Sanbornのサポートメンバーで知られる、Hiram Bullockが使用した事で知られるカスタムギターです。
福岡在住のビルダー元山龍王氏が製作したもので、塗装どころかヘッドのブランドロゴもありません。
余談ですが、音にうるさいEric Johnson氏は「木材が呼吸をするように」とブリッジ下などの塗装を剥がすそうです。
このギターほど塗装が全部剥がれていれば、木も呼吸し放題ですね。笑
今回はこの辺で。