[ニコニコ雑記] 日本が誇るギター名盤 ~Phaser名盤4選 その1~
こんにちは、店長の野呂です。
では前回のフェイザー編の続き、
今回はアルバムを通してフェイザーサウンドが楽しめるものを4枚紹介してみたいと思います!!
いずれもフェイザーが登場したばかりで世界的に流行っていた70年代半ばから80年ちょうどのものから選出しました!!
どのアルバムも何回も聴いたものばかりで、個人的な思い入れが非常に強いです。
せっかくなのでレコーディングされた時系列に沿って1枚ずつ紹介していきたいと思います。
1枚目は日本が誇るギター名盤である、こちら!!
鈴木茂 / BAND WAGON です!!
1974年の秋に当時23歳の鈴木茂氏が単身ロサンジェルスに乗り込み、レコーディングされた本作品。
2020年7月号のギターマガジン「ニッポンの偉大なギター名盤100」でも、第2位に選出されていましたね!!
レコーディングメンバーは豪華な顔ぶれで、
サンタナのダグ・ローチ(ベース)
スライ&・ファミリー・ストーンのグレッグ・エリコ(ドラムス)
タワー・オブ・パワーのデヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)
などなど、錚々たるメンバーが集っています。
どの曲も素晴らしいのでどれを紹介するか迷いますが…、
まずは1曲目の代表曲「砂の女」。
冒頭のダイナコンプの効いたカッティングから最高にカッコよくアルバムがスタートしますが、
2小節目の裏から切り込んでくるオブリを初めて聴いたときには一発で心を奪われました。
この曲はアメリカ滞在中にサンフランシスコで行われていたジョージ・ハリスンのライブで
「My Sweet Load」を聴いたことがきっかけで着想を得たらしく、
メインの「Am7→D9」を弾きながら一気に作り上げたとのことです。
続いて2曲目の「8月の匂い」はスライドギターに深めのフェイザーがかかっており、
軽快なリズムが心地よいナンバーです。
若かりし頃の鈴木茂氏が自身のバンドのハックルバックを率いて演奏している映像が某動画サイトで確認できますが、
サングラスしている姿がめちゃくちゃかっこいい。笑
私のお気に入りは4曲目の「スノーエキスプレス」。
これまたゴリゴリにフェイザーの効いたサウンドを楽しめるインストナンバーです。
ライブでは頻繁に演奏される定番の曲、テイクごとに結構BPMが違うのも楽しいポイントです。笑
ギターのほとんどはあの有名なフィエスタレッドの62年製のストラトが使用されたみたいです。
(写真は過去に在庫していたFender Custom Shop 2018 1962 Stratocaster Journeyman Relic Faded Fiesta Red)
昨年Fenderカスタムショップよりシグネチャー・モデルが発売されましたが、
まだ実物を拝見していないので一度見てみたいなーと思っています。
今回はこの辺で!!