[ニコニコ雑記] 祝!Pavement再結成ヨーロッパツアー
こんにちは、店長の野呂です。
先日、“Pavement”の再結成ツアーの日程が発表されましたね!!
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スペインのバルセロナで毎年開催されている音楽フェス
「Primavera Sound 2020」での再結成が2019年6月に発表されていましたが、
コロナの影響でフェス自体が中止となってしまい、
それ以降、再結成での活動がどうなるのかに関してはアナウンスがないままでした。
そういう訳で、再結成が実現するのかも含めて新しい情報を待ちわびていましたが、
遂に発表されて本当に嬉しい限りです!
ツアーは来年6月の「Primavera Sound 2022」への出演を皮切りに、
その後10~11月の短期間に18公演を行うスケジュールが予定されております。
ロンドン公演かベルリン公演かパリ公演のいずれかを、この機会に是非とも観に行きたい!!
(その頃には自由に海外を往来できるような状況になっていることを願うばかりです…。)
Pavementは1999年に解散して以来、
2010年に1年間限定で再結成してワールドツアーをやっているんですよね。
その時にはなんと2度も来日しており、
4月に新木場STUDIO COAST、ZEPP OSAKA、名古屋CLUB QUATTROの3箇所で単独公演、
また8月にはサマーソニックに出演しました。
その時のサマーソニックでのライブは動画サイトで何度も繰り返し見ましたが、
ステージ上でも常に自然体なメンバーの自由な雰囲気が好きです。
今更ですが、ペイヴメントというバンドに関して簡単に説明します。
一言で表すと90年代のUSインディーロックを代表するオルタナティブロックバンドで、
日本の音楽シーンも含めて後世に多大な影響を及ぼしたバンドではないでしょうか。
(今年のギタマガ4月号でも特集され、様々なギタリストが影響を公言していましたね!)
その魅力は、ローファイで温かみのあるサウンド、
変則チューニングのギターによる不協和音混じりの奇妙なコードやフレーズ、
キャッチーでどこかオールドスクールな雰囲気を感じるメロディではないでしょうか。
オリジナルアルバムは全5枚、いずれも大好きなのですが、一押しはセカンドアルバムのこちらです。
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タイトルは“Crooked Rain, Crooked Rain”、
オルタナティブロックにおける金字塔的アルバムだと思います。
1曲目の“Silence Kid”から大好きなのですが、
イントロのザラッとした質感のディストーションサウンドには
初めて聴いた時からノックアウトされました。
そしてこの曲は終わりまでずっと最高なんです。笑
7曲目の“Gold Soundz”もフェイバリッドソング、
倍音がキラキラとしているドライブサウンドが心地よいです。
いずれの曲もキーはA。
6弦から1弦に向かって「DADABE」というかなり変わったチューニングが使用されています。
(ギタリストはいつもレギュラーチューニングですが、ギターボーカルのスティーブン・マルクマスは実に多様なチューニングを使用しています!)
変則チューニングは同じボイシングのコードを弾いた時にも
レギュラーチューニングと倍音の出方が違ってくるので、
コードの響き方や印象が大きく変わるのが面白い点ですよね。
変則チューニングに関心のある方には特に聴いてみて欲しいバンドです!
他にもペイヴメントに関しては様々なお伝えしたい魅力がありますが、
今回はこの辺で!!