[ニコニコ雑記] 話題の新作が早くも入荷! ~PRS SE Silver Sky~
こんにちは、店長の野呂です。
昨年、新製品情報が大きな話題を呼んだ、PRSのSE Seriesの“Silver Sky”。
国内に先月入ってきたばかりのニューモデルが、早くも入荷いたしました!
この“SE Series”というのは、”Student Edition”の略だと考えられており、インドネシア製のコストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。
しかしながらコストパフォーマンスモデルとはいえ、PRSならではの美しいルックスや高い演奏性を兼ね備えており、そして質の高いサウンドが得られます。
USAモデルの半分以下の価格でこのクオリティというのには非常に驚きました!
それでは、Silver SkyのコアモデルとSEシリーズの違いに着目しつつ、詳細を紹介して参りたいと思います。
まずは、ヘッドの写真を比較してみましょう。
左が”SE”、右が以前に在庫していたコアモデル(2020年モデル)です。
ロッドカバーを見ると形状が異なるので、少し離れたとこからでも違いが分かり易いですね。
ヘッドのシェイプはそっくりです。
ペグがSEシリーズで非ロック式、コアモデルでロック式となっている点が仕様上の最も大きな違いとなっています。
各弦のペグ位置をオフセットに配置することでチューニングの安定性の向上を図っている点は両モデルに共通したPRSらしい拘りです。
また、ナットはコアモデルは牛骨なのに対して、SEシリーズは合成骨。
指板のRは、コアモデルの7.25Rに対してほんの少し緩やかな8.5Rが採用されています。
よくFender系のモダンスペックで採用されている9.5Rよりはキツめで、絶妙な加減です。
ネックシェイプは本家同様63~64年製ストラトキャスターを参考にしたやや肉厚なCシェイプが採用されており、比較してもかなり近いフィーリングのネックです。
ローアクションなセッティングでもしっかりと発音してくれる点は、流石のPRSクオリティです。
続いて、ボディを見て参りましょう。
ボディ材がコアモデルではアルダー、SEシリーズではポプラが使用されています。
パッと見でわかる違いは、ブリッジの違いでしょう。
SEシリーズではモダンな2点支持タイプ、コアモデルではヴィンテージ仕様を踏襲した6点支持タイプが採用されています。
ピックアップはパッと見ではわかりませんが、専用モデルの”635JMS”が搭載されています。
総じて、よりモダン寄りなエッセンスを取り入れたスペックが採用されており、単なる廉価版の枠には納まらない個性を持った楽器であると言えるのでは無いでしょうか。
色もUSAモデルには存在しない、”SE”シリーズのみの4色のカラー展開となっており、どの色もポップな雰囲気で可愛らしいですよね。
当店に入荷した”Dragon Fruit”は、中でも私の一押しのカラーです!
まだ新しい個体なので、ほとんど使用感のない良好なコンディションが保たれています。
近日中にはWebに掲載予定となっております!お楽しみに!
今回はこの辺で。