[ニコニコ雑記] 追悼 チャーリー・ワッツ 一周忌
こんにちは、店長の野呂です。
2021年8月24日に“The Rolling Stones”の偉大なるドラマー“チャーリー・ワッツ”氏が80歳で亡くなりました。
あれから一年が経ちましたね。
今もバンドは転がり続けており、6~7月にかけては全14公演の60周年ヨーロッパツアーを成功させました。
今なお現在進行形で活動を続けるストーンズは相変わらず最高のロックンロールバンドですが、やはりチャーリーの不在を思うといつでも切ない気持ちになります。
そんなチャーリーの追悼イベントとして、現在Bunkamuraル・シネマなどの映画館では『ロックン・ロール・サーカス 4Kレストア版』&『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン 2Kレストア版』が公開されています。
いずれも正式な劇場公開は日本初となっており、どちらもブライアン・ジョーンズ在籍時(いわば初期)のバンドの姿をとらえたファン必見の作品となっています。
いずれもDVDでは鑑賞したことのある2作品でしたが、もちろん私も先日劇場へと行って参りました!
やはり映画館の大画面・音響だとより素晴らしく感じられ、実際に観に行けてとてもよかったです。
『ロックン・ロール・サーカス』は、いわずもがな、ローリング・ストーンズが1968年に製作したクラシックロック界隈では非常に有名な映像作品です。
ジョン・レノン、エリック・クラプトン、ザ・フーなどの超ビッグネームなスター達が参加しながらも、様々な要因によりその後28年間公開されることはなく、長期にわたって伝説的な作品となっていました。
特にこの日限りのスーパーバンド“The Dirty Mac”は、ギタボがジョン・レノン、リードギターがエリック・クラプトン、ベースがキース・リチャーズ、ドラムがジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスで知られるミッチ・ミッチェルという贅沢すぎるメンバー。
ビートルズのホワイト・アルバムに収録されている“Yer Blues”を演奏するのですが本当に素晴らしいパフォーマンスで、ファンとしてはジョンの横でキースがベースを演奏している映像に悶絶いたします。
(ちなみにこの映像作品でのThe Rolling Stonesは名盤“Beggars Banquet”を発表した直後。そこに収録されている“Jumpin’ Jack Flash”、“Sympathy for the Devil”などをこのとき披露しています。実はキースがこの2曲や他のいくつかの曲のレコーディングでベースを弾いていたことは、ファンの間では広く知られた話です。)
また、ブライアン・ジョーンズはこの映像作品の撮影の半年後に27歳で亡くなっており、これがストーンズでの最後のパフォーマンスとなっています。
『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』は1965年のアイルランド・ツアーを追った、ストーンズを初めて記録した映像作品です。
“Satisfaction”で全英全米No.1を獲得して一躍スターダムをのしあがったバンドの勢いのあるライブパフォーマンス、ストーンズに熱狂するファンの様子、ホテルや移動中でのメンバーのリラックスした様子、ミックとキースが作曲したりエルヴィスのモノマネをして遊んだりしている様子など、見どころがたくさん詰まっています。
2本連続で鑑賞できる上映スケジュールが組まれていますので、興味のある方は是非ともまとめてご覧になるのはいかがでしょうか!
そういえば、ブライアン・ウィルソンの映画”Long Promised Road”も現在上映中となっていたかと思いますので、こちらも近日中に観に行きたいと思っております。
今回はこの辺で。