[ニコニコ雑記] 3PUギターのコントロール ~Gibson以外のブランド編1~

こんにちは、店長の野呂です。

前回前々回に引き続き、3PU仕様の楽器のコントロールに関して取り上げます。
今回からは前回までに紹介したGibson製品以外のブランドに着目してまいります。

まずは50年代より3P仕様のギターをラインナップしていた”Rickenbacker社”から。
ジョンレノンの使用でよく知られている “325”、ピートタウンゼントの使用でよく知られている “1998 Rose Morris”などが代表的なモデルです。

リッケンバッカーの3PU仕様は、フロントとセンターが並列で配線される独特なコントロールが特徴的です。
なので3wayトグルスイッチは以下の通り作用いたします。

Position 1 : リア
Position 2 : リア+センター+フロント
Position 3: センター+フロント

選択できるのはこの3種類のみ。
センター単体はGibson同様に出力することができず、驚くべきことにフロント単体も出力することができません。

過去の写真で確認した限り、ジョンもピートもリア単体もしくはPosition 2の全PUを選択していることが多いようでした。
この全PU同時に出力するサウンドはストラトや3PUのGibsonモデルではそもそも選択することができないため、リッケン独自のサウンドバリエーションと言えるでしょう。

また、Position 2では[リア]と[センター+フロント]それぞれのボリュームをコントロールすることでジャズベースのようにミックス具合を調整できるので、そのバランスによって様々なサウンドを創出できる魅力がありますね。

更にリッケン独自のコントロールである5thコントロールに関しては過去のこちらのブログで言及していますので、併せてどうぞ!

そして当店には3PUリッケンバッカーの在庫がございますので、こちらからチェックしてみてください!

次回また別ブランド編をお送りいたします。
今回はこの辺で。

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