[ニコニコ雑記] Fender Jaguarとギタリスト
こんにちは、店長の野呂です。
先日、以下の楽器をWebに掲載し、販売を開始いたしました!
赤みがはっきりと残った非常に美しい外観が保たれており、金属パーツもくすみのあまりない大変良好なコンディションです。
目が詰まった艶のある良質なハカランダが指板には使われています。
個人的にはこのクレイドットポジションマーカーの色味が大好きです。
この部分に関してはカスタムショップの復刻モデルも試行錯誤を重ねていますが、なかなか本物の色味や質感を再現するのが難しい部分のようです。
当時のセルロイドが使用されたべっこうピックガードもリイシューモデルとは一味も二味も異なる趣で、なんとも形容し難い独特な色味や奥行きはヴィンテージならではです。
店頭展示中ですので、ぜひ一度ご覧ください!
さて、Fender Jaguar ですが、使用ギタリストというと誰を皆さんは思い浮かべますでしょうか。
ニルヴァーナのカート・コバーン、ソニック・ユースのサーストン・ムーア、マイ・ブラッディ・バレンタインのケヴィン・シールズなど、オルタナ/グランジ以降のギタリストで使用者が多いですよね。
カートのようにハムバッカー&チューンOマチック・ブリッジに換装するのは今や定番の改造の一つです。
他にも、ビーチボーイズのカール・ウィルソンや、意外なところではストーンズのミック・ジャガーが1978年の楽曲”Respectable”のVideoで黒のマッチングヘッドの65年製ジャガーを持って歌っています。
初めて映像を見た時にはジャガーがジャガーを持っているということに一人で大ウケしてしました。
1999年にジョンフルシアンテがレッチリに復帰した際に使用していたFiesta Redの62年製ジャガーもかっこよかったですよね。
国内では、以前にブログでも取り上げた名越由貴夫氏や、フィッシュマンズの佐藤伸治氏が真っ先に思い浮かびます。
私も普段ジャガーを使用しているのですが、ジャガーを愛用するギタリストの中でも特に憧れたのがスコットランドはグラスゴー出身のバンド、”Teenage Fanclub”のレイモンド・マッギンリー (Raymond McGinley)です。
Teenage Fanclubは1989年に結成され、現在も活動を続けるバンドです。
Nirvanaが「Nevermind」をリリースした頃には一緒にツアーを回っており、カートが「世界で最高のバンド」と称賛したことでも知られています。
また、Oasisのリアム・ギャラガーも「世界で二番目に最高のバンド」と過去に発言したことがあります。
(世界で一番は無論Oasisということでしょう、リアムらしい受け答えですよね。)
さて、そんなレイモンド・マッギンリーが30年以上に渡って愛用する1963年製 Fender Jaguarに関しては、次回詳しく取り上げさせてください!
今回はこの辺で。