[ニコニコ雑記] Gene Vincentのお誕生日!

こんにちは、店長の野呂です。

今週末、建国記念の日である2月11日はGene Vincentのお誕生日です。

1971年に36歳の若さでこの世を去っていますが、彼のバンドであるブルー・キャップスのメンバーを含め、後世のアーティストに絶大な影響を与え続けています。

UNSPECIFIED – CIRCA 1970: Photo of Gene Vincent Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images

Geneは1935年生まれ。

貧しい家庭で育った彼は、教会の讃美歌を聴き音楽に興味を持ちました。

15歳になるとサウス・ノーフォーク・ハイスクールへ進学、それと同時にカントリーやブルースに惹かれていくようになります。

1952年には高校を中退しアメリカ海兵隊に入隊、しかし1955年にバイク事故を起こし生涯に渡り左足に障害を持つことになりました。

海兵隊を去ったGeneは翌1956年にノースカロライナ州のラジオ局”WCMS”のDJであったビル氏の誘いを受け、カントリーショウに出演。

その公演にて高い評価を受けた彼は地元のミュージシャンたちを集め、バックバンドである”Blue Caps”を結成しました。

同年キャピタル・レコードと契約しデビューシングル「Woman Love」を発表すると、当初B面曲だった「Be-Bop-A-Lula」が全米ポップチャートで7位を記録するヒット曲となりました。

「Be-Bop-A-Lula」はGeneの大ファンであったビートルズのメンバーに大きな影響を与え、ジョンとポールはそれぞれのアルバムでこの曲をカバーしています。

UNITED STATES – DECEMBER 01: Photo of George HARRISON; performing live onstage on Dark Horse tour, playing slide on ‘Rocky’ Fender Stratocaster guitar (Photo by Steve Morley/Redferns)

またジョージの使用していたストラトキャスター”Rocky”のボディトップ6弦側には、「BEBoPALuLA.」の文字が入れられています。

さて、Blue Capsのギタリストを務めたのはCliff Gallupです。

当時のロックンロールキッズたちに最も影響を与えたギタリストの一人ではないでしょうか。

ジョージや、ジェフ・ベックがGretsch Duo Jetを購入した理由を語る際、必ずと言って良いほどCliffの名前をあげています。

彼の名をとった”ギャロッピング”奏法の元祖で、おそらく皆様1度は真似してみたことがありますよね?笑

www.pinterest.jp

Cliffが使用していたDuo Jetは1954年製で、”Tルーフ”ロゴ、サイズの大きい”ビッグ・ブロック”ポジションマーク、アルミ製のブリッジとブリッジ・ベース、フィックスドアーム仕様のBigsbyが特徴です。

シリアルナンバーは#15654、当時$274.50を15回払いの月賦で購入したようです。

Gretschからはこの仕様を再現したシグネチャーモデル、Professional Collection G6128T-CLFG Duo Jetが発売されています。

A Gretsch G6128T-CLFG Cliff Gallup Signature Duo Jet electric guitar, taken on September 13, 2017. (Photo by Neil Godwin/Guitarist Magazine/Future via Getty Images)

George Harrison Jetと並べて飾った姿は想像するだけでかっこいいですね。

アンプはFenderのTVフロント期Pro Ampを使用している画像が見受けられますが、レコーディングでは15インチスピーカーを搭載したStandel25L15などを使用していたそうです。

本人的にはワイドレンジかつドライな音がする機材が好みだったようで、エコー類は全てエンジニアが卓でかけたものでした。

Geneの誕生日にも関わらず半分ほどCliffのお話になってしまいましたが。笑

本日は「Blue Jean Bop」をBGMに生活しようと思います。

今回はこの辺で。

Follow me!