[ニコニコ雑記] Ibanez WH-10 オリジナル!!〜最近のテンション上がった話〜
こんにちは、店長の野呂です。
久しぶりのブログの更新となります!今後不定期で更新していく予定ですので、よろしくお願いいたします!
先日、ジョン・フルシアンテの使用で知られるIbanez製の初代”WH-10”グレーモデルを入荷いたしました!ここ数年でWH-10v2の入荷は何回かありましたが、プラスチック筐体の初代WH-10の入荷は相当久しぶり、ジョン・フルシアンテの一ファンとしては大変ウキウキしました!プラスチック筐体(通称V1)の色はグレー(’87-’93)とブラック(’93-’96)の2種類あり、1999年にジョンがRHCPに復帰した時はブラックモデルを使用してましたが、2002年の”By The Wayツアー”と”Stadium Arcadiumツアー”では初期のグレー筐体を使用しています。
それではこのモデルの持つ魅力に迫っていきましょう!
1. プラスチック筐体のため、0.465kgと軽量!
→参考までに、ワウの定番モデルであるVox V847-Aが1.5kg、JIM DUNLOP GCB-95 CRYBABYが1.7kgあります。めちゃくちゃ軽いことがわかります。サイズも一周り小さいので、重い機材を運搬することが常であるバンドマンには大変ありがたい仕様です。ただしプラスチック筐体のため耐久性には難ありなので、ON/OFF時に体重を乗せすぎないように気をつけましょう。ミシッといくとパキッと割れます。ちなみに現行品の”WH10V3”はアルミ・ダイキャスト製ボディのため815gと倍近く重いです。プラスチックのように割れてしまう心配はありませんが・・・。
2. オペアンプによる独特なワウの効果!
→通常のVOXやCry Babyがインダクターを使用してワウの効果をかけているのに対して、WH10はオペアンプによってエフェクトを作り出しています。オートワウのフィルターに近い回路です。これによりどの周波数帯においてもゲイン量が変わらないという点で一般的な回路のワウよりも低域から高域まではっきりとした変化が感じられるように思います。
3. 特定周波数のブースト量を調節できるDepthコントロール!
→筐体サイドのDepthコントロールによりワウフィルタの「盛り上がり」を+6dbから+20dbまで可変させることが可能です。V2や現行品のV3は最大+12dbのブーストなのに対し、+20dbまでいける初代モデルは相当うるさい感じの爆音ブーストを手に入れることができ、歪みと合わせた時のエグいかかり方は唯一無二です!
ちなみに余談ですが、2019年にRHCPへの再復帰を発表したジョン氏、2020年の2月のライブではレッドカラーのXoticXW-1限定版を使用しているようです。これには驚きました!一早くコロナが収束し、また思い切りライブを楽しめる日常が戻って来ることを願っています。
野呂