[ニコニコ雑記] Pete Townshend と Rickenbacker と ブリティッシュアンプ

こんにちは、店長の野呂です。

最近はすっかり暖かな気候になり、日中は過ごしやすく気持ちがいいですね。しかしながら寒暖差があり朝晩は冷え込む日もまだまだありますので、体調を崩さないよう気をつけて過ごさないとなーと思っております。

さてNico Nico Guitarsでは様々なクラシックロックを店頭BGMとして流していることが多いのですが、流れてくると「おっ!」となるバンドの一つが”The Who”です。

そんな訳で言わずと知れた”The Who”のギタリスト /メインソングライター、ピート・タウンゼントについて取り挙げたいと思います。

ザ・フーはとの出会いは私が中学生の頃。65年発売の1stアルバム「My Generation」(上の写真)を聴いて以来、現在に至るまでずっと大好きなバンドです。
The Whoは「Tommy」や「Who’s Next」が名盤として有名ですが、1stアルバムは非常にキャッチーなメロディの楽曲ばかりなので、初めて聴くアルバムとして個人的におすすめしたいです。

特にリズムギターに徹するピート・タウンゼント、リードベースと形容されるほど弾きまくるジョン・エントウィッスル、手数が多く躍動感たっぷりのドラムが持ち味のキース・ムーンの3人の楽器隊によるアンサンブルは他のバンドにはない強烈な個性があり、ボーカルのロジャー・ダルトリーのステージパフォーマンスや歌唱と合わせて世界最強のライブ・ロックバンドの一つだと思っています。

特にピートのステージでの楽器破壊や、腕を大きく振り回してストロークする”ウィンドミル奏法”をはじめとする激しいピートのステージパフォーマンスは、一度見たら忘れられないほどのインパクトだと思います。

写真は在庫中のRickenbacker 1987年製 1998 Pete Townshend (Fireglo)

さてそんなピート・タウンゼントですが、1960年代メインで使用していたのが”Rickenbacker Rose Morris 1998”です。(“345”のUKバージョン)

セミホロウボディに3発のトースターピックアップ、Rose MorrisならではのFホールが特徴です。

複数叩き壊したものの、本人的には結構気に入っていたようで初めて満足できたクオリティのギターだったそう。

ちなみにMarshallアンプの開発段階で助言をしていたのはピートで、このRickenbackerをリファレンスに当時のプレキシは作られていたのかな…と思うと感慨深いですね。(どおりでPlexiは割ともさっとしたサウンドキャラクターになったわけです。)

またレコーディングテイクやMarshallを使う以前ではVOX AC30が使用されています。

そう、今回声を大にして一番言いたいのはコレです。

「ブリティッシュサウンドはRickenとVOXとスタジオコンプとコンソールの音である!!」

ダーティながらもキラキラしたあのサウンドは、出会って以来憧れない日はありません。

高校生の頃なんかは音源で聴けるあの音がどうやったらアンプから出るのかとずっと考えていましたが、アンプとギターだけではなく、マイクプリやスタジオコンプによる艶があの音を構成していたと早く教えて欲しかったです。(当時のスタジオ機器は現在ヴィンテージとなりとんでもない価格になっています…。)

ちなみにアイコンの”Rickenbacker”は1stアルバム収録の名曲“The Kids Are Alright”などのPVで確認できます、是非みてみてください! (YouTubeのThe Who公式アカウントから閲覧可能です!)

話はつきませんが、今回はこの辺で!

 

 

 

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