[ニコニコ雑記] TAK Matsumoto 1959 Les Paul Aged入荷!
こんにちは、店長の野呂です。
今回は最近入荷した “TAK Matsumoto 1959 Les Paul Aged”を紹介いたします。
最早説明は不要と存じますが、こちらはB’zのギタリストとして長年活躍している松本孝弘氏のシグネチャーモデルのレスポールです。
本モデルは2016年に販売開始されたモデルで、当時のGibson製品のフラッグシップモデルである”True Historic”シリーズのスペックを踏襲しています。
(True Historicではプラスチックパーツの外観がブラッシュアップされたことで、ルックスもヴィンテージに近くなった印象です。)
これまでも多数の自身のこだわりを詰め込んだシグネチャーモデルを多数Gibson社から発表してきたTAK氏ですが、それらはいずれも他に存在しなかったようなオリジナリティ満載のモデルでした。
今回のモデルは1993年よりTAK氏が所有する1959年製オリジナルバースト“9-1156”の復刻がコンセプトとなっており、これまでのシグネチャーモデルとは異なる構想となっています。
(元になっている59年製オリジナルバースト“9-1156”は、上記楽曲のジャケット写真で確認できます。)
それでは、本モデルの特徴を順に確認してまいりましょう。
ネット上ではあまり詳しく見ることが中々できない各部のアップの写真と共にお送りいたします。
ジャックプレートはメタル製のものへ交換されています。
ここはヴィンテージのみならず、現行品であっても割れが生じやすいパーツですよね。
ジャックやノブ付近のリアルな傷の様子もご確認ください。
フレットはオーバーバインディング仕上げとなっており、リフレットが施された状態もしっかり再現されています。
TAK氏所有のオリジナルバーストと同様に、トグルスイッチと指板の間には特徴的な傷があります。
精巧なエイジド加工によるウェザーチェックの様子も光にかざすとハッキリと見えます。
ストラップピンはTAK氏によってオリジナルもシャーラーのロックタイプに変更されているとのことで、本モデルでも同様のものが搭載されています。
どんな貴重なヴィンテージ楽器であっても、現場で音を奏でて使用することが大前提であるという信念を感じます。
ちなみにTAK氏のオリジナルバーストではペグも同様に実用面を考慮して現行品のパーツに変更されているようです。
また、TAK氏のオリジナルバーストにはボディエンドのバック側にかなり塗装剥がれなどのダメージがある様子が伺えますが、こちらもしっかりと再現されており、長年使用されてきたような貫禄が感じられるような仕上がりです。
バックの傷の様子と併せてご確認ください。
6弦ペグの周囲の同心円上の引っかきキズも特徴的な部分です。
ネック裏にも本人所有器と同じ位置にダメージが再現されています。
ネックグリップも本人所有器を3Dスキャニングすることにより細部までデジタルデータ化して再現されています。
TAK氏も大変気に入っているという本モデルのシェイプ。
ご検討中の方にはどのようなシェイプかを実際に握って確かめていただきたいところではございますが、遠方の方は以下の実測の数値を参考にしてみてください。
ナット幅:43.1 mm
1フレット厚み:23.3 mm
12フレット厚み:25.8 mm
蛍光灯下で撮影した色味や杢目もご覧ください!
均整のとれた非常に美しい杢でかっこいいですね、是非店頭に実物を見にいらっしゃってください!
最後に、当店ではTAK Matsumotoモデル各種を超高額買取しております!
買取価格リストも随時更新しておりますので、どうぞこちらよりご確認ください!
今回はこの辺で。