ノイズ除去ソフト”RX”に頼らないギター!! ~パッシブピックアップ+アクティブサーキット Part.1~
こんにちは、スタッフ髙橋です。
本日から21年前、2002年8月26日はマツダ RX-7が生産完了になった日です。
最終モデルはFD3Sで、未だにロータリースポーツカー世界代表と言っても過言ではないでしょう。
翌年RX-8が登場しますが、2ドア、ターボのロータリーマシンはFD3Sが最後となりました。
市販車でロータリー車をちゃんと生産し続けたのは、日本どころか世界でもマツダしかありません。
ロータリーでルマン優勝も成し遂げていますしね、なんと偉大なことか。
もう市販のロータリー車は2度と現れないかと思っていましたが、
“MX-30 e-SKYACTIV R-EV”の量産が決まり11年ぶりに復活するようですね!
「スポーツカーじゃないのかい!」との声がネットには溢れていましたが…
“RX-9″が登場するのを楽しみにしたいなと思います。
さて。
“RX”つながりのお話を。
近年DTMで必要不可欠となっているのがノイズ除去ソフト。
録音したのちに気になることが多いのがエアコン等の環境ノイズや、
シングルコイル系ギターにつきもののハムノイズ。
それらを取り除く際に頼りになるのがAIを用いたノイズ除去ソフト、
代表的なのがiZotope “RX”シリーズです。
オーディオを再生するだけでほとんどの処理を自動でやってくれるため、
使用している方がかなり多いのではないでしょうか。
私も個人的にRX10を愛用しておりますが、
おかげでかなり作業時間が短くなりました。
とはいえ、楽器自体のノイズが元から少ない方が嬉しいなとは思うものです。
ミックス、マスタリング作業でコンプレッサーをかけるとそこそこ目立つ上に、
そもそもライブではノイズ除去プラグインに頼れません。
そこで最適解となるのがアクティブのギターです。
一言で”アクティブ”というと人工的でナチュラルでない音色から敬遠される方も少なくありません。
しかし!!
アクティブのノイズの少なさとパッシブのナチュラルさをいいとこどりした楽器もございます。
“パッシブPU + アクティブサーキット”のギターです。
今回からいくつかおすすめの楽器をピックアップしてみたいと思います。
まずはこちら。
Music Man Luke IIIです。
先日来日したTOTOのステージでもスティーブ・ルカサー氏がで使用していましたね。
PUレイアウトはHHとSSHがオプションより選択可能で、PUはDimarzio製の専用モデルが搭載されています。
アクティブ・プリアンプはミュージックマンのオリジナルサーキットが搭載されているのですが…
これがまたかなりの優れものなのです!
ノイズが少ないのはもちろん、長いケーブルやワイヤレスによる音質劣化に
強いのもアクティブのメリットです。
またPush / Pushポットにより最大15dbのゲインブーストが可能なので、
これでエフェクターが減らせるという方も多いと思います。笑
そしてここが個人的に最大の推しポイント。
なんとPUセレクターでハーフトーンやタップを選んだ際の音量を設定可能で、
ハムバッカーとの音量差を自動的に解消してくれるのです!!
上記のブースト量と共にキャビティ内のトリムで調節できるので、
併用する機材とのマッチングも取りやすいですね。
さてまだ1本しか紹介していませんが、長くなってしまうので続きはまた次回。
それでは!!