パソコン記念日。
こんにちは、スタッフ髙橋です。
昨日9月28日は「パソコン記念日」でした。
「この味がいいね」と君が言ったから…ではなく、
今から45年前の1979年9月28日に、NECがパソコンブームの火付け役となった
“PC-8001″を発売したことにちなんで制定されました。
当時の希望小売価格は168,000円で、1983年の販売終了までこの値段が保たれていたそう。
当時の平均年収が約270万円なのを考えても比較的リーズナブルな価格だったようです。
さて。
今日はもう少しパソコンのお話を続けてみます。
昨今はパソコンを使用した音楽制作”DTM”がかなり一般化しました。
オーディオインターフェースをはじめ機材もだいぶ安くなりましたし、
Macを買えばDAW”Garageband”がすぐ使えますし。
しかし!
前述パソコンブームから現在のようにDTMが普及するまで、
さまざまな立役者がいたからこそ現代の音楽が成り立っていると言っても過言ではありません。
ということで。
“DTM”の元祖のお話をしてみようと思います。
DTMとは「Desk Top Music」の略ですが、
このワードが使われて商品はなんと日本発なんです。
それがこちら。
1988年発売のRoland「ミュージくん」。
商品ロゴの上に「Desk Top Music」の文字が確認できます。
このミュージくんはバンドルのようになっており、
・MIDIサウンドモジュール
・MIDIプロセッシングユニット
・ソフトウェア
などが含まれたパックが当時定価¥99,800で販売されていました。
ユーザーインターフェースは近年のDAWのコンソール画面にかなり似ていますね。
最大8音色+リズムが設定でき、同時に32音が発音できる仕様です。
そこから翌1989年には兄貴分の「ミュージ郎」が誕生、¥158,000で販売されました。
正直パソコン本体とあまり変わらない金額にも関わらず、
ちゃんと流行になったのはバブル期なのも関係していたのでしょうか。
その後ミュージくんもミュージ郎も後継モデルがたくさん売れ、
そのおかげで僕らは今もDTMを続けられるわけです。
Roland(BOSS)は偉大ですね。
これからは感謝しつつこの日を過ごそうと思います。
それでは!