今こそ振り返ろう、伝説のハイエンドエフェクターブランドBJFEとBjörn Juhl
こんにちは、スタッフ高橋です!
今回は現行ブティックペダルブランドの中でも一際高価ながら、絶大な人気を誇るBJFEについてご紹介していこうと思います。
まず創始者のBjörn Juhl氏はスウェーデン生まれで、1981年よりギター用のエフェクター製作を始めました。
1981年に発売になったエフェクターといえばBOSSのSD-1、DM-2、その時代からハンドメイドエフェクターの製作を開始していたなんて….
1999年になると妻の勧めにより自身のブランドBJFEを立ち上げることとなります、ちなみにBjörn Juhl氏は2児のパパです。
Björn Juhl Förstärkarelektronikの名前の通り、アンプの修理開発の名目で発足しております。(スウェーデン語でFörstärkarはアンプを表します)
2000年になると自身で開発したペダルをリリース、Harri Koski氏(現Mad ProfessorのCEO)と手を組み世界的にビジネスを展開していくこととなります。
BJFEでの生産の多忙さに一旦断りはしたものの、2002年よりHarri Koski氏が興したMad Professor製品のアンプとエフェクターの設計(設計のみ)を行います。
日本ではあまり有名ではありませんが、Mad Professorはアンプの生産もしておりブランドロゴもMad Professor ”Amplification”となっています!
その後もDonnerBoxとコラボしたBear Foot FXや近年では新たなスタンダードとして日本国内で人気を誇るOne Controlなど数々のブランドの製品をデザインしております。
そんな中BJFEはBjörn Juhl氏の多忙により生産をストップしていましたが、晴れて復活。
現在でも品薄ながら手に入れられるようになりました。
さて、BJFEのペダルの特徴ですが…個人ブランドならではの味のある作りと”北欧Lo-Fiキラキラサウンド”に尽きるでしょう。
まず作りですが、筐体の上下の蓋が噛み合わないのはいつものこと、新品でもハゲやムラのある非常に薄い塗装、飛び散った内部モールド用のグルーガンなどなど…本当に人が作ってるんだな(笑)と感じられる仕上がりです。
しかしFenderやGibson、GretschやRickenbackerなど現在も愛されるギターブランドを思い浮かべると、いい音がする機材は必ずしも綺麗でかっちり作られたものだけではないと実感します。
そして”北欧Lo-Fiキラキラサウンド”についてですが…(なんだその表現と思った方)。
シガーロスやカーディガンズなどの北欧バンドのサウンドを想像していただきたい。
解像度が高いわけではなく、レンジが広いわけでもないけれどどこかキラキラした懐かしさと冷たさの感じられるあの感じです。
きっと弾いて、聴いていただくと納得していただける気がします。
今回は代表作であるHoney Bee ODの進化系の2台、”Honey Bee DLX w/Toggle”と”Flametop”の動画をアップさせていただきます。
使用ギターはTom Anderson 2000年製の Drop Topで前半はフロントとセンターのハーフトーン、後半はリアのハムバッカーで弾いています。
アンプはFender Hot Rod Deluxeのクリーンチャンネルです、ご参考になりましたら!
ではまた!!