元祖? なんでもできるギターJames Tyler Studio Eliteのコントロールについて。 ~後編~
こんにちは、スタッフ高橋です!
鈴鹿300kmご覧になりましたでしょうか。
ZENT CerumoとGood Smile推しの私ですが…
Good Smile今季初表彰台でしたね、躍り狂って喜びました。
あとGT-Rファンとして&元ZENTの平手晃平選手が所属するCraft Sportsも
2位!!!
前回注目と書いたMotul Autechも優勝しGT-Rが表彰台独占でしたね。
素晴らしい!!
次戦は”魔物”が住む菅生、今回はどんなドラマが起こるのでしょう…
待ちきれません!
さて。
前回から元祖何でもできるギターJames Tyler Studio Eliteに搭載されている
“Rhythm&Lead”サーキットについて書いておりますが、今回は完成形について。
Dann HuffやDavid Williamsが80年代初頭に使用していたTyler modのストラトには
現在のDann Huff Classicスタイルのサーキットが搭載されていたわけですが….。
1987年、ついにStudio Eliteがデビュー。
ピックガードやボディシェイプがデザインされると同時に、
コントロールもついに現代のStudio Eliteに採用される完成形にたどり着きます。
そんなフルスペックサーキットですが、やはり”複雑すぎてわからない”との声をよく聞きます。
5個もスイッチありますもんね。
ただフルスペックの魅力はJTOピックアップだけではなく、あのスイッチ群も含まれると思っています!
あれを使いこなせばいとも簡単に80’sサウンドが出せますよ!
では写真と共に説明いたします。
まず左から
・マスターボリューム
・各ピックアップのタップ/パラレル/シリーズ
・ミッドブースト
ボリュームノブとミッドブーストはスタジオエリートHDと同じつまみなのでわかりやすいですね。
ミニスイッチですがTom AndersonのようにOn/Offは兼ねていないので、
純粋にキャラクターの切り替えです。
写真上から
・ダイレクトスイッチ(リアハムバッカー)
・PUセレクター
・Mid Boostバイパス
です。
ダイレクトスイッチですが、PUセレクターやシリーズ/パラレルスイッチの位置に関わらず
リアハムバッカー(リードポジション)に切り替わります。
故に”リズム&リードサーキット”な訳なので一番大事なスイッチです。
80’sサウンドを作る際はこのスイッチのリズム側をフロント&センターのハーフトーン、
Tap/パラレル/シリーズスイッチはパラレル(真ん中:並列です)にするのがおすすめ。
カッティングはこのポジション、歪みはダイレクトスイッチonでハムバッカー、
もう1段階あげたいときにミッドブーストをOnで完璧です。
ペダルやアンプのチャンネルを切り替えなくても3ch分のサウンドが作れますよ!
ちなみにこのコントロールが採用されているのはスタジオエリートだけではなく、
Ultimate Weaponにも載っています。
Ultimate WeaponはStudio Eliteサーキットを気に入ったDann Huffが
Giantのツアー用に”派手な見た目にして欲しい”と希望したことがきっかけで出来上がりました。
個人的にめちゃめちゃ欲しいです、Ultimate Weapon。
ただ欲しいスペックの門が狭いので待っているのです…
買いたい誰もが、買えるわけじゃない。
待っててくれるか、夢叶うまで。
それでは!