先読み594?

今回紹介するのはPRS 594…ではなく、

Ornettsについてです。

Ornettsは90~00年代に製作されておりました朝日木工のオリジナルブランドです。

朝日木工と言いますと聞き馴染みのない方も多いかも知れませんが、
現在の”神田商会岐阜事業所”のことです。

Zemaitisの製品等はこちらで作られており、
現在はBizen Worksを立ち上げた坂本氏が工場長を務めておりました。

そんなOrnettsのラインナップですが、
LPタイプやルシールの様なホールがないセミアコなどのGibsonタイプの他に、
かなりPRSへのリスペクトが込められたモデルが生産されています。

Santana風のGM6モデル(なんとラスタフィニッシュも用意されています)や
99年ごろに製造されたCustom22 3PU風のGM8T-3Sなどなど…

そんな中今回注目したいのがGM8R-2Sモデルです。

この594を先読みしていたかの様なルックスが特徴ですが、
特にテイルピースがそっくりなのです。

縦にスリットが入り、そこに弦を挟む方法なのは共通ですが構造が少し異なります。

Ornettsのものは弦を挟む部分の下が全てくり抜いてあります。

PRSのものはぱっと見同じに見えますが、一筋縄で行かないのがヲタクのポールさん。

スリットの本数が5本しかありません。

理由は各弦挟む場所が独立しているからです。

ちなみにOrnettsのブリッジとテイルピースの質感ですが

やはり似ていました。

日本の職人さんに敬意を表しつつ、ポールさんのすごさも感じつつ、オーネッツ、見てみて下さい。

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