– 基本的なことを改めて – Fender Custom Shop の仕上げ
– 基本的なことを改めて – フィニッシュ編
~仕上げのタイプについて~
Fender Custom Shopのギターには経年変化に応じて複数の種類の仕上げ方があります。
―――――N.O.S. “New Old Stock”とは―――――
当時新品で製作された楽器が全く使用されず、傷や経年変化もないまま保たれている状態を再現しています。
つまりピカピカの新品状態。
―――――“Closet Classic”とは―――――
当時新品で製作された楽器を使用せず長期間保存される中で起きた経年変化を再現しています。ラッカー塗装のウェザーチェック(クラック)や金属パーツのくすみが再現されています。
つまりクローゼットの中にしまっておいたけど、あまり弾かれていないくらいの状態。
―――――“Journeyman Relic”とは―――――
普段はケースにしまっているギターをたまに取り出し、軽くしか使用されてこなかった状態を再現。
つまりクローゼットクラシックよりは使ったかなくらいの状態。
―――――“Relic”とは―――――
長期間使用してきた傷や経年変化を再現。
つまり弾きこんである状態。
―――――“Heavy Relic”とは―――――
Relicよりもハードに使われていた個体を再現しネックの塗装剥がれ等が見られる。
つまりかなり弾きこんである状態。
―――――“Ultimate Relic”とは―――――
Heavy Relicよりもさらにボロボロになるまで使い込まれた個体を再現。
つまり激しく弾きこんである状態。
~NOTE~ ちょっとした追記
1. 認定書には基本的に”N.O.S.”/“Closet Classic”/”Relic”のみ記載されていますが(もちろん例外も有り)、オーダーシートや代理店保証書にはHeavy Relicなども記載されています。
2. 近年になり、オーダーシートが付属するものも増えましたが、2017年以前にはほとんど付属しません。
3. ギター本体に”Relic”や”N.O.S.”の刻印はあっても、それが外観の仕上げには関係のない個体が多数ございます。
4. 近年ではネック裏を”Heavy Relic”仕上げ、ボディを”Relic”というふうに異なった仕上げを組み合わせたものも多数製作されています。
当店のFender Custom Shopの在庫はこちら
http://www.niconico-guitars.com/html/products/list.php?category_id=11
~NOS~
Closet Classic
Relic
Heavy Relic