歴代モダンイーグルのお話。
今回は、Paul Reed Smithの代表モデル モダンイーグルのお話をしようと思います。
初代モダンイーグルは2004年に発売されました。
今では本当にとっても希少になってしまったブラジリアンローズウッドを
惜しげも無くネックと指板に採用、ボディ材も最上級グレードが使用されています。
塗装はサテン仕上げと、素晴らしく高級感あふれる仕様ですね。
ストップテールピースとトレモロ、どちらもありますが、
個人的にはストップテールピースの方がローズネックの特性が活かされているのではないか、と考えています。
モダンイーグル II は2009年に登場しますが、その前の2006年にシングルカットが発売されます。
シングルカットは初代のスペックを引き継いでいますが、IIはブラジリアンローズウッドではなく、ブラックローズウッドが採用され、塗装がグロスフィニッシュへと変更されています。
そのすぐ翌年に モダンイーグル IIIが登場します。
2010年はPRSブランドの25周年アニバーサリーイヤーですので、いろんなモデルが登場しました。
25周年アニバーサリーはネックバインディングが巻かれているのが特徴的ですね。
その中でモダンイーグル IIIは新しく開発されたミニハムサイズのピックアップ “57/08 Narrowfield”が搭載されたちょっと変わったスペックが採用されますが、フィニッシュは初代と同じくサテンになっています。
そして時を同じく2010年に モダンイーグル 4 クワトロ が発売されます。
なぜI、II、III、と来たのに4がクワトロ?と思いましたが、それはともかくとして。
クワトロはHH仕様に戻り、塗装がV12フィニッシュに変更となっております。
2017年には初代モダンイーグルと同じスペックで生産されたリイシューモデルを発売。
こちらは日本国内の限定モデルだったようです。
そして2020年、10年の時を経て新しいモダンイーグル Vが登場しました。
残念ながら当店に入荷はまだありませんが、まさかのHSH!
ミニスイッチがついた、Paul’s Guitarのようなコントロールです。
ネックはマホガニー、指板はHonduran Rose Woodとなりました。
120本限定だったそうなので、いつかお目にかかりたいものです。
モダンイーグルの歴史を振り返ってみましたが、いかがでしたか?
モダンイーグルは、見た目も素晴らしく美しいですし、音もローズネックならではの抜けの良さを感じるまさに最高級機種にふさわしいオーラを持ったモデルだと思います。