雨の季節はDeadで乗り切ろう! “Box of Rainに沿ってジェリーの音の変化を感じるの巻 Part.1”
こんにちは、スタッフ高橋です。
本日6月18日は「究極のGT-Rオタク」でありNismo所属の松田次生選手のお誕生日です!
43歳、おめでとうございます!!
今年からGTマシンがGT-Rじゃなくなってしまいましたが、
Zでもさすが、似合ってます!
ロニー選手とのコンビももう長いですね、是非10周年を祝いたいです!
日本を代表するトップドライバーながらV-Optなどにも自前のドリ車で登場して団体ドリしたり、
心の底から楽しそうに愛車紹介していたり…こんなこと言うのもアレですが尊い。
今年も応援しております!
さて。
梅雨がやってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ネックが動く季節になりましたので音詰まり、
弦高の変化に気がついたら調整のタイミングかもしれません。
そして低気圧が辛い方、共に戦っていきましょう。
そんな梅雨を乗り切るのにはやはり音楽の力に頼るしかない…。
おすすめの盤をご紹介いたします!
Grateful Deadの”Box of Rain”です!
こちらは貴重なライブテイクを時代別に5選、
なんと10枚組のパッケージとなっております!
力を抜いて、しかも陽気な気持ちにしてくれるDeadの音は
雨の部屋の中でも快晴の西海岸を感じさせてくれるはずです。
そしてもう一つ、時代別に音源が収録されているということは…
Jerryのギター比べができるのです!
なので今回から収録テイクに沿って、
ギター比べのヒントとなる楽器のご紹介をしてまいります!
まずDisc 1,2に収録されているのは1969年の
“Avalon Ballroom”公演です。
ジェリーの音はややゲインが高めでウォームなのが特徴です。
この時期使われていたのは60年代末製造のSG Standardです。
チェリーフィニッシュ、ラージガードでBigsby B5がついているのが特徴で、
エルボー部分にはアメリカンなステッカーが貼ってありWoodstockではやや剥がれています。
Live/DeadやWoodstock公演でも使用されているのはこのSGです。
アンプはグリルがタイダイ柄になったTwin ReverbとEXキャビネットのセットで、
エフェクターは足元にワウのみが確認できます。(おそらくクライ・ベイビーです)
お次はDisc 3に収録されている1971年のミネソタ公演です。
この頃メインで使われていたのは”Alligator”と呼ばれる
剥ぎナチュラルフィニッシュのストラトです。
ボコボコに改造されているところからも察せる通り質屋で$250で購入したそうで、
ガードに貼り付けられたワニのステッカーが名前の由来です。
まるでFullerton Stratocaster Protoのようなコントロールプレート、
コントロールは1ボリューム、1トーンに変更。
しまいにはトレモロを無くしてブラスの変なブリッジが搭載されるなど
ほぼほぼ原形をとどめておりませんが結構な頻度で登場するギターです。
70年ごろから73年にDoug Iwrin製作のカスタムギターたちが登場するまでは
使用ギターが結構入れ替わる時期になっていて…
Sunshine Daydreamに登場しているサンバーストの55年製ストラトや、
ローズ指板/サンバーストのストラトもまれに登場します。
ただSGの頃から比べ明らかに音色も明るめになり、
Bob Weirとの音も結構綺麗に分離するようになりました。
まだ半分ですが結構な量になってきたので続きは次回…
それでは!